「アンガーマネジメントってなんか胡散臭いな…」
「アンガーマネジメントって本当に効果があるの?怪しい。」
この記事を読まれているあなたはこんな風にお考えかもしれません。
ネットでアンガーマネジメントについて調べると、たくさんの方法が出てきますよね。
そしてどのサイトも良い効果ばかり書いてある…。
「これ本当なの?胡散臭くない?」
なんて思われる方もいるはず。
というわけで今回は、アンガーマネジメントの評判や、胡散臭いものなのかどうかについてお伝えしていきます。
目次
調査して見つかった「アンガーマネジメントは胡散臭い」という声

今回アンガーマネジメントを調査するにあたって、「アンガーマネジメントは胡散臭い」という評判を調べてみました。
2chやYahoo!知恵袋、Twitterなどに書かれていた声をまとめると、アンガーマネジメントを胡散臭いと感じている人の声は以下のようになります。
- 怒ることそのものを否定しているようで胡散臭い
- 検索しようとすると「胡散臭い」と出てくる…。
- なんとなく胡散臭い気がする
それぞれ以下で詳しく解説していきます。
アンガーマネジメントは怒ることそのものを否定しているようで胡散臭い

「アンガーマネジメントは怒ることそのものを否定している」
これが本当だったら、かなり胡散臭いですよね。
日本アンガーマネジメント協会の代表理事である安藤俊介さんは、以下のように言っています。
「アンガーマネジメントとは、怒らないようにするものではありません。怒るべきことは上手に怒る。怒る必要のないことには怒らない。その線引きができるようになることをめざしています。」
また、協会理念には以下のように記されています。
怒りの感情をなくすことはできません。しかし、上手に付き合い、建設的に活用していくことは誰にでもできます。
このように、アンガーマネジメントは怒り自体を否定するものではありません。
また、同じく協会理念では以下のようなことが言われています。
怒りは社会の中で延々と連鎖をしています。一番大きな理由は怒りの感情と上手に付き合う方法を知らないからです。
上記にあるように、怒りとの付き合い方を教わってきたという方はほとんどいないでしょう。
そんな中で怒りの対処法として広められているのがアンガーマネジメントになります。
つまり、アンガーマネジメントとは怒り自体を否定するものではなく、怒りとうまく付き合うためのもの。
そして、今まで知る機会のなかった怒りの対処法を教えてくれるものだということになります。
参考:https://globe.asahi.com/article/12430340
参考:https://www.angermanagement.co.jp/outline
アンガーマネジメントと検索しようとすると「胡散臭い」と出てくる

たしかに、アンガーマネジメントについて検索しようとすると「胡散臭い」「怪しい」などが候補に出てきますよね。
ただ今回の調査では、候補には出てくるものの、検索してみると「胡散臭い」「怪しい」と思っている方はかなり少なかったです。
実際に、2chやYahoo!知恵袋では1件も見当たりませんでした。
つまり、アンガーマネジメントが胡散臭いと思っている方が多いのではなく、アンガーマネジメントが胡散臭いものなのかどうか気になっている方が多いだけということになります。
失敗したくないという感情が、そういったネガティブワードの検索に繋がっているのです。
あなたも、何かを購入する前にネガティブワードで評判を検索したりしませんか?
“○○ まずい”、“○○ 効果ない”、“○○ 失敗”など。
あるいは、友人や知人に評判を聞いたりすることがあるのではないでしょうか。
それと同じで、不安や疑問を払しょくしたいがために「胡散臭い」「怪しい」と検索する方が多いのでしょう。
例えばダイエットサプリを購入する前、あなたならどちらで検索しますか?
- ○○ 詐欺
- ○○ 失敗
- ○○ 悪評
- ○○ 効果ない
- ○○ 怪しい
- ○○ まずい
- ○○ 口コミ 悪い
- ○○ 最高
- ○○ 成功
- ○○ 効果ある
- ○○ 好評
- ○○ ちゃんとしてる
- ○○ 美味しい
- ○○ 口コミ 良い
少し極端な例かもしれませんが、ほとんどの方が前者で検索するかと思います。
それは、ダイエットに失敗したくない、損したくないという感情があるからです。
逆に、既に良いと感じているものや信じているものに対して“○○ 良い“、”○○ 美味しい“などポジティブワードで検索する方は少ないはずです。
実際に今回のアンガーマネジメントでいえば、“アンガーマネジメント 良い”のポジティブワードに対して、“アンガーマネジメント 胡散臭い”のネガティブワードでの月間検索ボリュームが、約480倍もありました。
一方で、“アンガーマネジメント 胡散臭い”が含まれたタイトルでヒットする記事数は0件。
つまり、「アンガーマネジメント 胡散臭い」と検索候補に出てくる理由は、アンガーマネジメントが本当に胡散臭いからではなく、アンガーマネジメントを始めようか迷っている方が多いから、というのが私個人としての見解です。
なんとなく胡散臭い気がする

少ないとはいえ、もちろん「なんとなく胡散臭い気がする」という声もありました。
ただアンガーマネジメントが胡散臭い(=効果がない)ものなのかどうかは、いくら色々な書籍を読んだりセミナーを受けたりしても、実際にやってみないと分かりません。
アンガーマネジメントの方法は、6秒間やり過ごす、「~べき」を手放すなどありますが、どれも頭で理解していてもいきなり実践するのは難しいです。
効果を発揮させるためには、脳に癖づけて何度も練習する必要があります。
ただ、アンガーマネジメントができるようになれば怒りに対して適切な行動が取れるようになります。
ですので、「怒りによって人間関係が悪くなったことがある」「怒りの感情によるストレスがある」という方は、まずは1か月、アンガーマネジメントの方法を継続して実践してみることをおすすめします。
アンガーマネジメントは胡散臭いのかどうかについてまとめ
- アンガーマネジメントは怒りの感情そのものを否定するものではない
- アンガーマネジメントは怒りとうまく付き合うためのもの
- アンガーマネジメントを胡散臭いと思っている人自体多くない
- アンガーマネジメントを胡散臭いと思っている人は、まずは実践・継続してみると良い
アンガーマネジメントは胡散臭いのかどうかについてまとめると、上記のようになりました。
「アンガーマネジメント 胡散臭い」といった検索候補を見て、アンガーマネジメントに取り組むのを辞めるのはかなり勿体ないかと思います。
やりたくないという方に対して絶対やれということではありません。
少しでも興味や関心を持った方は、検索候補を見て辞めてしまうのではなく、まずは実践してみるのはどうでしょうか。
怒りと上手に付き合うことで、あなた自身のストレスがかなり楽になりますよ。
この記事が、アンガーマネジメントが胡散臭いのかどうか知りたい方の参考になれば幸いです。