マットレス

キャンプにマットレスって必要?おすすめのマットレスはどれ?

おすすめキャンプマットレス

キャンプ用品を揃える時に、意外と多いのが「キャンプにマットレスは必要なの?」という疑問。

テントを張って、ふかふかの寝袋にすっぽり入ってしまえば、それだけで問題無く快適に眠れそうですよね。また、寒い時には寝袋の上から毛布を掛けるだけでも良さそうです。

しかし、予想以上に地面の持っている熱や冷気は厄介です。
薄いテント素材の下から立ち昇ってくる冷気や熱で、寝苦しくなってしまうこともしばしば。

本記事では、キャンプのマットレスの必要性について、また、おすすめのキャンプマットをタイプ別に解説していきます。また、キャンプのマットレスについて、よくあるQ&Aや車中泊に人気のマットレスも合わせてご紹介します!

キャンプマットについてあれこれ悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

キャンプにマットレスって必要?

おすすめキャンプマットレスキャンプに使うマットレスには、テント内に敷くための「テントマット」や「インナーマット」と、「寝袋(シュラフ)」の下に敷布団のように敷く「キャンプマット」があります。

最近は寝袋も高性能な商品がたくさん販売されているので、野外でも寝袋があれば問題なく眠れると考えがちですが、テントの中でも快適な睡眠を得るためには、この「キャンプマット」が重要な役割を果たしているんですよ。

キャンプには寝心地を良くするマットレスが必需品である理由を、キャンプマットのメリット・デメリットから詳しく見ていきましょう。

キャンプでマットレスを使うメリット・デメリット

キャンプ用品店で寝袋を購入すると、店員さんからマットレスは持っているかどうか尋ねられることがあります。

テントでキャンプマットが重宝される理由を、デメリットも含めて把握しておきましょう。

キャンプでマットレスを使うメリット①:断熱効果で底冷えも防止

おすすめキャンプマットレス屋外に張られるテントでは、テント用の「テントマット」や「インナーマット」を敷いていても冷えや熱を感じることがあります。

テント用のマットと合わせて、睡眠用のマットレスを敷いた上に寝袋で寝ることで、地面から伝わってくる冷気や熱から身体を守ってくれます。

特に寒い冬には地面からの冷気が強すぎて、底冷えが収まらずに風邪をひいてしまうことも。屋外の空気感を楽しめるところがキャンプの魅力なので、テントでもしっかり快眠空間を作っておくことで、体調を崩さずに元気に翌日も活動できますよ。

キャンプでマットレスを使うメリット②:地面の凸凹や結露から身体を守る

おすすめキャンプマットレス草木や砂利など、状況によってテントを張る位置の地面が凸凹している場合にもマットレスが活躍してくれます。

しっかり地ならししてからテントを張っても、小さな石や枝などまでは取りきれない場合が多いので、寝袋を使ってもゴツゴツした感触が気になって上手く眠れないことも。

マットレスを敷いた上で寝袋を使うことで、地面の固い感触から身体を守って、腰の痛みや身体の痛みを軽減してくれる効果があります。また、厄介な冬のキャンプ問題のひとつ、夜露による結露もウレタンタイプのマットレスを使うことで軽減される場合があります。

キャンプでマットレスを使うデメリット①:荷物量が増えて重くなる

おすすめキャンプマットレスキャンプマットのデメリットは、荷物量が増えてしまう点。

エアタイプのキャンプマットの場合は、空気を注入するポンプも携帯する必要があります。
また、空気を入れて膨らませて使うエアタイプのマットレスは、素材や構造上、意外とマットレス自体が重いのも難点です。

車で移動するのであれば問題無さそうですが、キャンプマットを選ぶ時は、軽さや収納時のサイズ感も考えて選んだ方が良いですね。

キャンプでマットレスを使うデメリット②:エアタイプは破れたら終わり

おすすめキャンプマットレス屋外のテントでもふかふかの寝心地を楽しめるエアタイプですが、どこかに引っ掛けて穴が開いてしまったり、破れてしまうと使い物になりません。

エアタイプを1つだけ用意してキャンプに臨んだ場合、破れたらマットレス無しで眠ることになってしまうので、エアタイプは取り扱いに注意が必要です。

キャンプマットレスは大きく4種類に分けられる

  • 軽くてリーズナブルな「アルミマット(銀マット)」
  • 丈夫で断熱性も高く、比較的軽い「ウレタンマットレス」
  • ふかふかの寝心地を楽しめる「エアマット」
  • 放置するだけで膨らむ「インフレーターマット」

キャンプマットは、大きく分けて4種類のタイプがあります。

「アルミマット(銀マット)」は、軽くてリーズナブルで、切って形を変えたり、丸めたり折って持ち運びができる優れモノ。薄い製品が多いので、このアルミマットの上にウレタンやエアマットを重ねて使っている方も。

「ウレタンマットレス」は、耐久性が高く、断熱性に優れている点が人気です。空気注入型のエアマットと比較すると軽くて携帯しやすく、ロール式や折り畳み式でコンパクトに収納できます。

「エアマット」と「インフレーターマット」はどちらも空気注入タイプで、ふかふかで弾力のある寝心地を楽しめるところが魅力。自分で膨らます「エアマット」と、バルブを緩めて放置しておくだけで勝手に膨らむ「インフレーターマット」があります。

このエアタイプは、結露が起こりやすい、意外と重い、破れたら終わり、とデメリットも多いですが、特に設置に手間がかからない「インフレーターマット」はソロキャンプや女性、ファミリーなど幅広い層に人気のキャンプマットです。

種類別の人気おすすめキャンプマットレス

キャンプマットを選ぶ時は、「寝袋の下に敷くのでサイズは大きめを」「断熱性(R値)が高いかどうか」「重量や収納サイズが許容範囲内か」の3点が重要なポイントです。

断熱性を表す「R値」は、数値が高ければ高いほど断熱性に優れています。

また、防水加工されているかどうかも商品選択時のチェック項目に入れておくと良いですよ。

アルミマット(銀マット)のおすすめキャンプマットレス:「Mozambique(モザンビーク) 」のキャンプマット

おすすめキャンプマットレス
サイズ 183×56×2cm
収納サイズ 56×13×12cm
R値 2.6
総重量 480g
価格 4,580円

アルミマットは厚さ8mm~2cm程度までの種類があり、ロール状は敷いた時に形状が元に戻りにくいため、折り畳み式の方が使い勝手が良いです。
また、安価でレジャーシートのような大きなサイズもあり、用途に合わせて選べます。

折り畳み式の人気商品のひとつ「Mozambique(モザンビーク) 」のキャンプマットは安心の1年の商品保証付きで、収納用ケースもセットになっています。発砲ポリエチレン「XPEフォーム」が使われたキャンプマットです。

アルミマット(銀マット)のおすすめキャンプマットレス:「Soomloom」の寝袋用キャンプマット

おすすめキャンプマットレス
サイズ 183×55×1.8cm
収納サイズ 55×13×12cm
R値 記載なし
総重量 410g
価格 2,490円

「Soomloom」の寝袋用キャンプマットは、緩衝性があり寝心地のよいIXPE素材と、断熱性に優れたアルミ素材のリバーシブル。寒い時はアルミ側を上にして、寝心地重視の時はIXPE素材側を上にしたりと気分で使い分けできます。リーズナブルな価格で、収納ケース付き。

ウレタンマットのおすすめキャンプマットレス:「THERMAREST(サーマレスト)」のZライトソル

おすすめキャンプマットレス
サイズ 183×51×2cm
収納サイズ 15×51×13cm
R値 2.0
総重量 410g
価格 11,890円

ベストセラーの超人気商品「THERMAREST(サーマレスト)」のZライトソル。
断熱性に優れ、軽くて寝心地抜群の「EVAフォーム」というウレタン素材が採用されたマットレスです。ビジュアルもおしゃれでソロキャンプにも人気の商品です。

ウレタンマットのおすすめキャンプマットレス:「ディーオーディー(DOD)」のSOTONE NO KIWAMI

おすすめキャンプマットレス
サイズ 115×208×10cm(Mサイズ)
収納サイズ 60×30×30cm
R値 記載なし
総重量 6.3㎏
価格 19,600円

厚さ10cmでテントに合わせて3サイズから選べる「ディーオーディー(DOD)」のウレタンマットレス。こちらは勝手に膨らむ「インフレーター」機能付きで、簡単に設営できます。高さ調節できる枕付きで、ウレタンとエアタイプの良いとこ取りのキャンプマットです。

エアマットのおすすめキャンプマットレス:「コールマン(Coleman) 」のコンフォートエアーマットレス

おすすめキャンプマットレス
サイズ 187x97x19cm(シングル
収納サイズ 60×30×30cm
R値 記載なし
総重量 約2.5kg
価格 4,318円~

PVC素材でロール式に丸めて収納できる「コールマン(Coleman)」のエアマット。
電動ポンプで空気を入れる必要がありますが、肌触りも寝心地も抜群と人気の商品です。シングルの他にダブルサイズもあり、ファミリーキャンプにも適しているおすすめマットレスです。ダブルロック構造のバルブで開閉しやすいところも魅力です。

エアマットのおすすめキャンプマットレス:「Unigear」のエアーマット

おすすめキャンプマットレス
サイズ 186x64x7.5cm(レギュラー)
収納サイズ 38×12×12cm
R値 2.0
総重量 948g
価格 3,680円

リーズナブルなのに枕付きでコンパクトに収納できて、さらに収納袋で空気を入れられる仕様になっている「Unigear」のエアーマット。重量も約1㎏と軽めです。サイズもレギュラーとラージがあり、カラーはアーミーグリーンとブルーの2色展開。また、撥水加工もされている優れモノです。

インフレーターマットのおすすめキャンプマットレス:「ニトリ」のインフレータブルマット

サイズ 173×58×2.5cm
収納サイズ 16.5×16.5×61cm
R値 記載なし
総重量 約1kg
価格 1,790円

ニトリでは税込み1,790円という安さで自動膨張タイプのキャンプマットが販売されています。サイド部分のボタンを留めれば、複数のマットをつなげて使えるのでお子さんがいるファミリーキャンプでも重宝しそうですね。筒状に収納できて持ち運びも便利。コスパが良すぎて品薄状態が続いている商品です。

インフレーターマットのおすすめキャンプマットレス:「VENTLAX」のインフレーターマット

おすすめキャンプマットレス
サイズ 190×66×8cm
収納サイズ 高さ60cmの筒状(直径19cm)
R値 記載なし
総重量 2.3kg
価格 5,980円

もっちりフワフワの寝心地の、【エア×ウレタンタイプ】の人気商品。安心の1年保証付きで、収納時もコンパクトで持ち運びしやすい仕様。1分で勝手に膨らむので設置しやすく、傷や衝撃に強い「75Dポリエステル生地」を採用し、万一の時のためのリペアセットまで付属されている至れり尽くせりの商品です。

車中泊に人気のキャンプマットレス

おすすめキャンプマットレス

車中泊では、三つ折りのウレタンマットレスが大活躍!

折り畳んでソファにもできる便利さに人気が集まっています。
特に人気のあるマットレスは、高反発タイプが多いのが特徴です。

GOKUMIN」は自宅用のマットレスとしても人気の高いメーカーですが、ウレタンも34Dと高密度で、180Nと250Nの二層構造の高反発マットレスが車中泊用としても人気です。カバーもメッシュとニットのリバーシブルになっていて、底付き感の無い厚さ10cmも高ポイントです。価格は11,980円で、車に折り畳んで仕舞っておくだけで重宝しますよ。

また、三つ折りの高反発マットレスで人気を博している「タンスのゲン」でも、ワンボックスタイプの軽自動車向けの車中泊マットレスを開発。こちらは「三つ折り」に加えて1つのパーツにさらに切り込みを入れて、ソファとしてもより使いやすくなっています。先行限定販売では単品で8,480円とリーズナブルな点も嬉しいポイントです。
おすすめキャンプマットレスまた、価格は34,485円と少々高めですが、「マニフレックス」のスタイリッシュな三つ折りの高反発マットレスも車中泊用に人気です。厚さ11cmで持ち運びに便利な取っ手付き。アーミー柄などカラーも選べて、適度な弾力性と反発力で車の中でも1枚で快適に眠れます。

キャンプマットレスを使う際に気になるQ&A一覧

番号 質問
「R値」が低くても、冬場に使える?
キャンプマットやシートに使われているアルミ面は上下どちらに向けるのが正しい?
キャンプマットとキャンプコットのメリット・デメリットは?
キャンプに自宅の家庭用マットレスは使える?

キャンプマットを使う上での細かい疑問点を集めてみました。

「R値」の相場やアルミシートの使い方に加えて、組み立て式簡易ベッド「キャンプコット」のメリット・デメリットも。また、キャンプに行く機会が少ない場合は、いつも使っている自宅の家庭用マットレスを携帯して快適に過ごしている方が多いこともわかりますよ。

1.キャンプマットレスは「R値」が低くても冬場に使える?

おすすめキャンプマットレス断熱性を示している「R値」は、数値が高ければ高いほど断熱性に優れています。

冬場のキャンプでは、この「R値」が3~6程度の高いキャンプマットを選ぶようにしましょう。雪の時期など寒さが過酷な場合は、「5.0」が目安です。

冷えが心配な場合は、防寒性のある衣服を着るのはもちろん、キャンプマットも二枚重ねで使うと地面からの冷えを軽減できますよ。

2.キャンプのマットレスやシートに使われているアルミ面は上下どちらに向けるのが正しいの?

おすすめキャンプマットレスキャンプマットのなかでもリーズナブルな「アルミマット(銀マット)」や、アルミシートのアルミ面は、熱を反射させたり冷気を遮断するためにあります。

寒い冬にはアルミ面を上にすることで、自分の体温を反射させて暖かさを保ちます。

逆に、暑い夏にはアルミ面を下にすることで断熱性が発揮され、何も敷かないよりは少しは涼しくなります。ただし、薄手で「R値」の低いアルミマットの場合は断熱性も低くなるので、夏場はエアマットを使った方が快適に涼しく過ごせます。

また、テント内ではアルミ面を上にすることで光が反射し、全体が明るくなる効果も。

3.キャンプマットとキャンプコットのメリット・デメリットは?マットレスは併用可能?

https://twitter.com/CAMPER326S/status/1522825846289223680

キャンプマットとよく混同されているのが、「キャンプコット」という組み立て式の簡易ベッド。

「キャンプコット」は荷物置き場としても使えるし、地べたに寝なくて済むので冷気や暖気も軽減されます。外に出して使う時も地面に触れないので汚れ知らず。
寝心地も良く、「キャンプコット」を使うことで腰の痛みが軽減されたというご意見も。
夏場はブランケットを掛けてこのまま眠れるし、冬場にはエアマットやウレタンマットレスを重ねて寝ても快適です。

デメリットとしては、テント内が狭くなることや、設置が面倒なこと、また、持ち運びするにも荷物になります。晴れた日は外に出してお昼寝もできますが、雨などお天気が悪い時はテント内で使う以外の使い方が無いのも難点です。

4.キャンプに自宅の家庭用のマットレスは使える?

おすすめキャンプマットレス自宅にある三つ折りマットレスなどを、キャンプで使っている方は意外と多いです。
使い慣れたマットレスなら、キャンプ時でも快適に過ごせそうですね。

頻繁にキャンプに行くわけではない場合も、その都度キャンプ用品を揃えるより、自宅にあるマットレスを使った方が費用を抑えられます。

後処理として、濡れや汚れなどがあれば天日干し等のケアが必要ですが、基本的にキャンプでどんなマットを使うかは個人の自由なので、家庭で使っているエアウイーヴの薄いマットレスパットや、先に挙げた各メーカーの三つ折りマットレスを使っている方も多いです。

キャンプマットレスについてまとめ

【キャンプマットレス】についてまとめ
  • 寝袋にプラスして、キャンプにマットレスは必須
  • キャンプマットは地面の冷気や熱から身体を守ってくれる
  • 空気注入タイプなら、放置するだけで膨らむインフレーターマットがおすすめ
  • キャンプマットを選ぶ時は、断熱性を示す「R値」と収納時のサイズ・重量も確認しよう

キャンプマットは、地面の凸凹や熱・冷気から身体を守り、テント内でも快適な睡眠ができるように助けてくれるキャンプの必需品です。

キャンプマットを購入する時は、寝袋に寝てマットレスに横たわるイメージで、通常よりも少し大きめのサイズを選ぶと良いですよ。断熱性を示す「R値」と合わせて、持ち運びに邪魔にならないサイズ・重さかどうかも重視しましょう。

キャンプマットには様々な種類がありますが、ふわふわの寝心地で、空気注入器も必要の無い自動膨張タイプの「インフレーターマット」が特におすすめです。