マットレス

マットレスの干し方とは? 天日干しの方法や運び方も徹底解説!

マットレスを使用して就寝している方は多いです。そこでマットレスを使用していく際に重要な手入れ方法の一つである、マットレスの「干し方」を徹底解説します。

「マットレスの干し方が分からない」
「天日干しOKと書いてあるけど、どうやって干せば良いのかな」
「マットレスが重くて運べない」

そんな方のマットレスに対する悩みを解決している記事になります。

本記事では、マットレスの干し方について干す理由から干す頻度、マットレスの運び方まで解説しております

干し方を間違えてしまっている方も多く、間違うとマットレスの劣化を早めてしまうので、マットレスの干し方について徹底解説している本記事を読んで正しいマットレスの干し方を学んでいきましょう!

マットレスの干し方と干す理由

マットレスの干す理由を知らないと、ついつい干すのをサボってしまいます。
マットレスを干す理由をしっかりと知って、マットレスの手入れをおこなっていきましょう!

最初に、マットレスの手入れとして「マットレスを干す」には理由が二つあります。

ダニカビの発生と繁殖を防ぐ
・マットレスの劣化を遅延する

そんな理由からマットレスを適切な方法で、干していく必要があるのです。

マットレスを干すのが面倒だからといって、干さずにいると様々な悪影響があります。
人体に悪い影響を及ぼす可能性もあるので、しっかりと干す理由を学んでいく必要があります。

それでは、マットレスの干す理由を解説していきましょう!

マットレスのダニやカビの発生や繁殖を正しい干し方で防ぐ

マットレスの正しい干し方

まず、マットレスの干し方の前に睡眠に関して解説します。

人は就寝している際に、汗を大量にかいてしまいます。
人は寝る際に皮膚温度を上げて、熱を汗と共に放散して深部体温を下げることで深い睡眠に入ります。

その寝汗がマットレスに染み込み湿気となり、カビダニの発生に繋がります。

ダニカビは、湿気の多い環境で繁殖します。湿ったマットレスを放置してしまうと、ダニカビが繁殖していくのです。

そこでマットレスを干すことで換気し、湿気を抑えることでダニカビの繁殖を防ぎます。
さらには、マットレスと接触しているベットフレームにもマットレスの湿気からカビダニが繁殖してしまいます。マットレスを干す際に、合わせてベットフレームのダニカビ対策を行いましょう。

ダニカビは身体へアレルギー反応を起こしやすく、人体に様々な悪影響を与えてしまいます。症状としては、「アトピー性皮膚炎」「鼻炎」「喘息」「目のかゆみ」などがあげられます。
ダニカビが繁殖する前に、マットレスを干して予防しましょう!

マットレスの劣化を正しい干し方で防ぐ

マットレスは物なので、耐久年数があります。マットレスを手入れしないと劣化を早めてしまい、耐久年数より早く使用できなくなってしまいます。

マットレスは湿気に弱く、特にウレタン素材のマットレスは湿気により弾力性の低下による劣化が早いです。コイルタイプでは、湿気がサビに繋がりコイルの破損に影響します。

なので、マットレスを正しく干すことで湿気による劣化を防ぐのです。

マットレスは、決して安価のものではありません。手入れをせず、耐久年数以前に劣化によって交換しなくてはならない状況になってしまっては、金銭的に大きな負担になります。少しでもマットレスを長く使うために、定期的にマットレスを干す事が欠かせません。正しく手入れして、マットレスの寿命を出来る限り伸ばしましょう!

またマットレスの干し方を間違えると、干す行為自体が劣化を早める可能性もあります。
特にマットレスを天日干しをする際には、気をつけましょう。もし、天日干し可能という記載があるマットレスでも、劣化してしまいます注意しましょう。

マットレスを干すだけで劣化を防ぐことが出来るので、面倒でも定期的に干して手入れしていきましょう!

理想的なマットレス干し方【頻度や方法】

理想的なマットレスの干し方は、マットレスの素材によって大きく変化します。
マットレスの干し方にも、色々とやり方があります。

それでは、それぞれの素材毎のマットレスの干し方を紹介していきます。
正しく手入れをするために、理想的なマットレスの干す頻度や方法を知っておくべきです。

お持ちのマットレスの素材に合った、干し方を理解して正しくマットレスを干しましょう。
ダニカビでアレルギー反応を出さないためにも、マットレスの手入れは大切です。

さらにマットレスをより長持ちさせるための干し方のポイントも紹介していますので、最後まで読んでください!

理想的なマットレスの干し方と頻度

理想的なマットレスの干し方と頻度

理想的なマットレスの干す頻度も、マットレスの素材によって異なります。使用しているマットレスの素材を確認して、理想的なマットレスを干す頻度を理解しましょう!

ウレタン製・ラテックス製マットレスは、3日に1回程度干すのが適切です。ポケットコイル製やコイルマットレスの場合は、1~2週間に1回が目安で干す必要があります。

ウレタン性やラテックス性は、湿気に弱いため干す頻度は高くなります。しかし、マットレス自体は軽い素材で出来ているので、運ぶことは簡単です。日陰の風通しが良いところで、面倒でも3日に1回は干しましょう。

コイル製マットレスは、マットレス自体が少々重量があります。なので後ほど簡単に、大きくて重いマットレスを干す方法も紹介します。なのでコイル製マットレスは、面倒でも1~2週間に1回は定期的に干しましょう。

適切なマットレスを干す頻度をサボってしまうと、マットレスの劣化を招き買い直す必要が出てきてしまうかもしれません。マットレスは安価ではないので、出来るだけ長く使用したいですよね。

マットレスの素材に合った、適切な頻度でマットレスを干してマットレスを長く使っていきましょう。

正しいマットレスの干し方

ついに一番大切な、マットレスの干し方を解説していきます。使用しているマットレスの素材を確認してみてください。マットレスの素材毎に、干し方を紹介します。

まず、ウレタン製・ラテックス製・ファイバー製マットレスは、熱に弱く天日干しが出来ません。ですが、比較的重さの軽いマットレスが多いので、風通しが良い日陰まで運んでマットレスをたてかけて干しましょう。

ポケットコイル性は、マットレスの重量が重い製品が多いです。
風通しが良い日陰で立てかけて干す事がベストではありますが、マットレスの重みで運ぶのが困難なため、ベットフレーム上に立てかけて扇風機を当てる方法が運ぶ必要がなく乾燥させる事が出来て良いです。

折りたたみ式のマットレスを干す場合も、マットレスを囲う様に立てかけて風通しが良い場所で干しましょう。折りたたみ式マットレスは、三つ折りタイプが多いです。折りたたみ式マットレスの干し方は、三つ折りを少しだけ開いた状態で、風通しが良い日陰でたてかけましょう。

マットレスを風通しが良い日陰でたてかけて干すことで、マットレス両面に風を当てて乾燥することができます。厚いマットレスでは、片面だけ乾燥してしまう可能性があるので両面乾燥できるようにたてかけましょう。

マットレスの片面だけ乾燥して、反対面でカビダニが繁殖するようなことがないようにしましょう!

また、側生地(元々マットレスに付いているカバーのようなもの)があるマットレスは、ファスナーを開け取り外してからマットレスを干しましょう。さらに側生地は、取り扱い表示を確認して洗濯機などで洗い衛生管理をしましょう。側生地を外してマットレスを干すことで効率よくマットレスを乾燥させる事が出来ます。

側生地には、ダニカビ、ホコリが多く付着しています。側生地を外す際に乱暴に扱うと、側生地に付着しているゴミが部屋にまき散らし事になります。側生地をマットレスから外す際には、丁寧に扱いましょう。

マットレスの理想的な干し方は、風通しが良い日陰で立てかけるようにして両面をしっかりと乾燥させましょう!

さらに効率的に干せるマットレスの干し方のポイント

効率的に干せるマットレスの干し方のポイント

マットレスを干す際には、追加で行うとダニカビの繫殖を抑える良い方法があります。
ダニカビのアレルギー反応が出やすい人は、マットレスを干す際には毎回行うようにしましょう!

それは、マットレスを干す前にマットレスに掃除機をかける事です。
マットレスを干すタイミングで、掃除機を簡単に使用するだけで良いです。

マットレスを干す理由として、上記でダニカビの繁殖を抑えるためと解説しました。

マットレスを干して、ダニカビの繁殖を抑えるとこに加えて、掃除機をかけることで、ダニカビの栄養源であるふけ・皮脂・ほこりを取り除くことが出来るのです。マットレスを干して、乾燥させることでダニカビの繫殖を抑えられますが、栄養源であるふけ、皮脂、ほこりが残っていてはマットレスがダニカビが繁殖しやすい環境になってしまいます。

風通しが良い日陰で干すだけでは、マットレスに付着しているゴミは取り除けません。
マットレスを干す際には、ついでに掃除機をかけるようにしましょう。

見た目では、綺麗でもマットレスの内部にゴミが蓄積されています。見た目で判断せずにマットレスを干すタイミングで掃除機をかけるようにしましょう!

他には、布団乾燥機を使う方法があります。
ダニカビは、乾燥に弱く布団乾燥機の50℃の熱風で死滅します。
マットレスを運ぶ必要がないので、忙しくて干す余裕がない場合の応急処置としてとても有効です。

正しいマットレスの天日干しの干し方

まず最初に基本的には、マットレスを天日干しするのはオススメできません。

座布団や掛け布団のように室外で長時間天日干しにして乾燥させる干し方を、マットレスで同じように行ってはいけません。
マットレスは熱に弱いものが多いので天日干しはせずに、日陰で乾かしたり、扇風機を使って乾燥させる事がオススメです。

ですが、マットレスの商品自体に天日干し可能なものがあります。しかし、そんな天日干し可能な商品でも天日干しをする際には注意しなければなりません。
間違った天日干しをすると、マットレスの劣化を早める可能性があります。

天日干し可能なマットレスの干し方は、直接マットレスに日光が当たらない場所で、天日干しを1~2時間干したら室内に回収することです。
なぜかというと、長時間マットレスを天日干しにしてしまうと、マットレスの劣化を招く可能性があります。

天日干しをすると、たしかにマットレスが綺麗になった気がしますが、マットレスが劣化してしまっては意味がありません。

マットレスは長時間天日干しせずに、1~2時間で室内に回収できるようにしておきましょう。

特にウレタン製、ラテックス製、ファイバー製のマットレスは熱に弱いため天日干しはNGです。風通しが良い日陰で立てかけてマットレスを干すようにしましょう。

簡単なマットレスの干し方と運び方

簡単なマットレスの干し方

マットレスを運ぶのは、結構大変です。運ぶのが面倒になって、マットレスを干さなくなってしまう人もいます。

そんな方に、サイズが大きいマットレスや重量の重いマットレスを干すために、オススメな運び方があります。

簡単に分列できるマットレスや折りたたみ式のマットレスでは、簡単に移動できますが大きいマットレスや重いマットレスは、簡単には運ぶ事ができません。

具体的には、厚さが薄いマットレスや折りたたみ式やシングルまたはセミダブルサイズのマットレスは、運ぶ事は簡単です。しかし、20cm以上の厚みがあるマットレスやダブルサイズまたはクイーンサイズマットレスは階段の移動も困難です。ドアがある部屋の移動ですら困難である可能性があります。無理やりに運ぼうとすると、部屋を傷つける可能性や転倒して怪我をしてしまう可能性があります。

そこで大きなマットレスを運ぶオススメな方法としては、まず床に毛布などの厚みのある布を敷きます。その上にマットレスを縦に乗せて毛布を持って引きずる形で運びます。
この方法では、マットレスの移動で家を傷つける事がないので安心して運ぶことができます。

ですが、重いマットレスを運ぶのは転倒時危険です。大きなマットレスを一人で運ぶよりは、ベットの一番近い壁に立てかけて扇風機などで風を当てて乾かすのがオススメです。
その際には、両面に風が当たるように工夫をしましょう!

おすすめのマットレスの運び方や運ばずに干す方法を紹介しましたが、寝室でマットレスを干す事が出来るスペースがなく、マットレスを壁に立てかける事もできない、マットレスの重量があり運ぶ事が困難な場合にも簡単に大きなマットレスを干す方法があります。

それは、マットレスとベットフレームの間に本や雑誌を重ねたものなどのある程度大きさがあるものを挟んで空間を作ります。その空間に扇風機の風を当てて乾燥させる方法です。この方法だと、重いマットレスをたてかける必要や運ぶ必要がなく干す事が出来ます。

マットレスを移動するのが困難な場合は、物をマットレスとベットフレームの間に挟み、出来たマットレスの空間に風を当てる方法がオススメです。

理想的なマットレスの干し方のまとめ

マットレス干し方のまとめ

今回マットレスの干し方について、マットレスを干す理由から干す方法まで、徹底解説してきました。

マットレスは寝具のなかでも、高価なものが多いので長く使用したいですよね。
ですが、せっかく購入したマットレスが、適切に干さない事で劣化してしまうかもしれません。
そこでマットレスを適切な手入れをしながら利用していくことで、長く使用する事が出来ます。

正しい方法でマットレスを干してマットレスの劣化を防ぎましょう。

マットレスを干す理由としては、ダニカビの繁殖を防ぐ事とマットレスの劣化対策になります。ダニカビは人体に悪い影響を与えます。正しい頻度で干して対策しましょう。

理想的なマットレスを干す頻度は、マットレスの素材によって頻度が異なります。ウレタ製、ラテックス製は3日に1回干す必要があります。コイル系のマットレスは、1~2週間に1回程度で大丈夫です。
使用しているマットレスの素材を確認して、適切な頻度で干しましょう。

マットレスのオススメな干し方は、基本的には日陰で立てかける方法か、扇風機を使って風を当てる方法です。天日干しにするのは、マットレスが熱に弱い場合が多く、マットレスの劣化を招くためオススメできません。

間違った方法でマットレスを干してマットレスを劣化させないようにして、正しくマットレスを干してダニカビの繁殖による人体への被害を抑えましょう!

本記事では、マットレスの干し方について解説してきました。
多くの方に、マットレスを正しく干して長く安全に使用して欲しいと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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