間違いやすい日本語

【日本語クイズ】「前の人と同じ二の舞を……」正しい表現はどっち?

「先輩と同じ失敗をして、二の舞を……」
前人と同じ失敗を繰り返してしまう場面で使われる「二の舞」。
日常会話で「二の舞を踏む」と言っていませんか?
言葉のルーツと正しい動詞の組み合わせを知る、大人の日本語クイズです!

【問題】前人と同じ失敗を繰り返すことを表す正しい表現はどっち?

「二の舞」を使って「前人と同じ失敗を重ねる」と言いたい場合の正しい慣用句の表現はどちらでしょうか?

  • A:二の舞を演じる(または「二の舞になる」)
  • B:二の舞を踏む

言葉の語源や、よく似た他の慣用句を思い出して考えてみてください。
正解は下にスクロールしてチェックしてみましょう!

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正解はこちら!
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【正解】

正解は 「A:二の舞を演じる(または『二の舞になる』)」 でした!

【解説】雅楽の演目が語源!「踏む」は別の言葉との混同

「二の舞を演じる」は、前の人と同じ失敗を繰り返すことを表す慣用句です。「二の舞を踏む」も使われることがありますが、辞書によっては誤用とされています。迷ったときは「二の舞を演じる」と覚えておくとよいでしょう。

「二の舞」の語源は、雅楽の舞楽「二ノ舞」です。「安摩」のあとに演じられ、翁と媼の面をつけた二人の舞人が安摩の所作をまねて、滑稽に舞います。この演目に由来して、前の人と同じ失敗を繰り返すことを「二の舞を演じる」と表現するようになりました。

なぜ「二の舞を踏む」と間違えてしまうの?

「二の舞を踏む」と混同しやすいのは、「二の足を踏む(ためらう・躊躇する)」という別の慣用句が存在するからです。

慣用句 正しい言い方と意味 使い方の例
二の舞 二の舞を演じる / 二の舞になる
(前人と同じ失敗を繰り返すこと)
「先人の二の舞を演じないよう注意しよう」
二の足 二の足を踏む
(ためらって、なかなか行動に移れないこと)
「高額な買い物の前に二の足を踏む」

「二の足を踏む(躊躇する)」と「二の舞を演じる(同じ失敗をする)」が頭の中で混ざってしまうと、「二の舞を踏む」という誤用になってしまいます。

「舞」だから「演じる」、「足」だから「踏む」とセットで覚えておくと、迷わずスマートに使えますね!

日本語ポイントまとめ

  • 正しい組み合わせは「二の舞を演じる」(舞だから演じる)
  • 語源は雅楽の「前の人の下手な真似をする舞(二ノ舞)」
  • 「二の舞を踏む」は「二の足を踏む」との混ざり間違い!