儚く消えていくものの例えとして使われる言葉「うたかた」。
漢字で「泡沫」と書くことはよく知られていますが、この2つの漢字それぞれの本来の意味まで正しく理解できているでしょうか?
漢字と日本語の奥深さに迫る、上級者向けの言葉クイズです!
【問題】「沫」の音読みと漢字本来の意味はどれ?
「泡沫」という熟語は、音読みで「ほうまつ」、訓読み(大和言葉)で「うたかた」と読みます。
では、この熟語に使われている「沫」という漢字単体での正しい音読みと、本来の意味の組み合わせは次のうちどれでしょうか?
「沫」が含まれる他の熟語を思い浮かべるとノーヒントで解けるかもしれません。
正解は下にスクロールしてチェックしてみましょう!
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正解はこちら!
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【正解】
正解は 「A:音読み=『マツ』 / 意味=水しぶき、散る泡」 でした!
【解説】「飛沫」や「唾沫」にも使われる漢字のなりたち
「沫」という漢字は音読みで「マツ」、訓読みで「あわ」「しぶき」と読みます。
「沫」は、水に関係することを表す『氵』と、音を示す『末』からなる漢字で、『あわ』『しぶき』などの意味があります。
「沫(マツ)」が使われている身近な熟語
| 熟語 | 読み方 | 意味・成り立ち |
|---|---|---|
| 飛沫 | ひまつ(しぶき) | 水や唾液などが細かく飛び散ること(「飛沫感染」など) |
| 泡沫 | ほうまつ / うたかた | 水面に浮かぶ泡(あわ・しぶき)。転じて「儚く消えやすいもの」 |
「うたかた」という大和言葉の語源は?
漢字の「泡沫」を「ほうまつ」と読まずに「うたかた」と熟字訓で読むようになったのは、日本古来の大和言葉が由来です。
「うたかた」は古くから、水面に浮かぶ泡を表す大和言葉として使われてきました。
「水面に浮かんでは一瞬で消えてしまう泡」から、鴨長明の『方丈記』にある「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて…」のように、人生や世の中の無常さを表す豊かな表現へと発展していきました。
日本語ポイントまとめ
- 「沫」の音読みは「マツ」、訓読みは「あわ・しぶき」
- 「飛沫(ひまつ)」の「沫」と同じ漢字!
- 「泡沫(ほうまつ / うたかた)」は水面の泡から転じて「儚いものの例え」になった
