漢字読み講座

「不修多羅」この漢字、現代も使われている言葉です!

本日の難読漢字クイズは「不修多羅」です。

お経みたい、仏教用語みたい、そう思ったあなたは鋭い!

早速3つのヒントを見てみましょう。

「不修多羅」の読み方のヒントは?

1.「不修多羅」の反対は「品行方正」「清廉潔白」など。

2.「不修多羅」をポジティブな意味で使うことはありません。

3.そんな「不修多羅」な商売はすぐにやめなさい!

正解は…

正解は…

「ふしだら」でした!

けじめがない、だらしない、品行が悪い、身持ちが悪いことを意味します。

「ふしだら」と読む漢字は、「不修多羅」以外にもたくさんあります。

例・不仕埒・不行為・不品行・不体裁・不検束・不仕鱈など

「不修多羅」の語源は?

「ふしだら」の語源は、インドのサンスクリット語「sutra(スートラ)」を音写した「修多羅(したら)」です。

インドでは昔、葉に傷をつけて教法を書き、穴を開けて紐で束ねて保存していました。この葉を「多羅葉(たらよう)」といい、紐や糸を「修多羅(したら)」と呼んだそうです。

「修多羅」は「整理されている」「秩序よく束ねる」ことを意味し、「不」がついて「不修多羅」になりました。

難読漢字だらけのお経や仏教用語ですが、さかのぼるとサンスクリット語になるケースが多いですね!

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イシカワマキコ
イシカワマキコです。日本語の奥深さが好きです! よろしくお願いします。