漢字読み講座

【今日の難読漢字】「寄居虫」「糵」「揮う」「庇う」「一矢」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「寄居虫」

「糵」

「揮う」

「庇う」

「一矢」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「寄居虫」です!

一瞬、「きせいちゅう」などと読んでしまった方も多いはず!

 

でも真ん中の字が違うので、あの気持ち悪い虫ではないはず。いや、そうであって欲しい・・・。

 

さぁ、何と読むのでしょうか?

 

寄居虫」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇カ〇」砂浜にいる生き物で、4文字です。

ヒント② エビっぽくて、貝っぽい生き物です。

ヒント③ 他の漢字は「宿借」と書きます。

 

もうお分かりですね!

 

寄居虫」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「やどかり」です!

 

貝の中に入っている、あのエビやカニっぽい可愛らしいイメージのある生き物。

 

実はヤドカリのお腹の部分は柔らかいため、かなり弱い生物。あの貝がないとすぐに外敵にやられてしまうそうです。

 

それと、いつも身につけているように見えるあの貝は、実は何回もとっかえひっかえしているのをご存じでしょうか?

貝は、殻の主が死んで空になった物の中から、自分の身体の大きさに合うものをその都度選んで利用していて、まさに一次的に「借り」ている状態なんです。

 

宿となる貝を借りているので、ヤドカリ。そのうち、人間でいうところのオートロックのマンションに住んでいるような強い貝を持ったヤドカリも出てきそうですね!

2つ目の漢字は「糵」です!

今回ご紹介する難読漢字はこちら。

かなりの難易度です。

「糵」

初見でいきなり読むことができる人はほとんどいないのではないでしょうか?

この漢字の読みは3文字。

「〇〇〇」

わかりますでしょうか?

「糵」の読み方のヒントは?

漢字は非常に難しいですが、この漢字が表すものはとっても身近。

野菜の名前なのですが、この野菜はどのスーパーに行っても置いてあるはずです。

ただ、コスパ抜群の野菜のため売り切れることもしばしばあります。

白くて、細くて袋に入ったあの野菜。

もう分かってしまったでしょうか?

続いて、正解発表です!

正解は…

正解は…

もやし

でした!

なんだかもっとひょろっとした漢字かと思いきや、案外複雑で存在感のある漢字なんですね。

実は「萌やし」とも書くことができます。

植物が芽吹くときに「萌える」と表現することもあるので、こちらは少し納得しやすいかも。

ぜひどちらの漢字も覚えておいてくださいね。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

3つ目の漢字は「揮う」です!

「揮」は、発揮、指揮者、揮発などの言葉でもよく使われるものですが、そもそも訓読みができるイメージがありませんね。

 

常用漢字ではあるものの、音読みの「き」としか認識がないので、送り仮名の「う」がついたところで、まったく予想もつきません・・・

 

ここはヒントを見ながら一緒に考えていきましょう!

 

「揮う」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「指揮者」がやることと言えば?

ヒント➁ 一般的には他の漢字を使います。

ヒント③ 「ふ〇う」の2文字です。

 

「揮う」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ふるう」です!

 

一般的には、「振るう」の漢字を使うことが多いですが、指揮者がもつ指揮棒をイメージすると、「揮う」の方がコントロールしているニュアンスが出てぴったりですね!

 

物理的に棒などを「振るう」という「揮う」の意味は、他にも「勢いが盛んである様子」や「成績が芳しくない様子」、気合を入れた料理の「腕をふるう」などもこの漢字が使われます。

 

普段、見慣れている漢字も送り仮名一つでまた違った意味が見えてくる、これが難読漢字の面白いところですね!

4つ目の漢字は「庇う」です!

まだれに比率の「比」と書いて「庇う」という漢字を、

なんと読むか分かりますか?

比の周りを囲うようにまだれがあるので、

漢字のイメージはしやすいかも知れません。

さて、なんと読むでしょうか?

「庇う」読み方のヒントは?

敵から庇う」「子どもを庇う」「傷口を庇う

など、庇うという言葉は日常的に使われている言葉です。

よく似たカタカナも同じ意味を持っていますね!

さてなんでしょうか?

「庇う」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇う」です!

今回は、ちょっと簡単でしたかね?

さあ、もうわかりましたか?

「庇う」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「かばう」

です!

 

よく似たカタカナは「カバー」です!

考えてみれば、「庇う」行為は好きな人や、

大切な自分の体にしかしませんよね。

嫌いな人の事はあまり庇うことは無いのではないでしょうか?

自分が盾になってでも庇いたいものだけにしか、

庇うという行動をしません。

ぜひ、漢字も覚えておきましょう。

5つ目の漢字は「一矢」です!

「一矢」の読み方をご存じでしょうか?

「いちや」と読んでしまった方もいらっしゃるかも知れませんが、それは間違いです。

小学校で習うごく簡単な漢字しか使っていないのに、意外な難読漢字ですね。

さて、あなたには読むことができますか?

「一矢」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
  2. たとえわずかでも反撃するという意味。
  3. 「一矢を報いる」などと使います。

以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。

「一矢」の読み方!正解は!?

正解は「いっし」です。

「一矢(いっし)を報いる」「一矢(いっし)報いる」といった表現は、よく耳にするのではないでしょうか。

圧倒的な力を持った敵の攻撃に対して、たとえわずかでも反撃するという場合に使われる、慣用句です。

また、「一矢」を使った別の表現には「一矢を放つ」という言い方もありますね。

相手の心に突き刺さるような鋭い言葉を放つことを、一本の矢に例えた表現です。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!