漢字読み講座

「釉」って読めますか?「ゆず」でも「じく」でも「そで」でもないですよ!

「由」のつく漢字って、いくつもありますよね。

木へんに「由」と書く「柚」は、「ゆず」。

車へんに「由」と書く「軸」は、「じく」。

しめすへんに「由」と書く「袖」は、「そで」。

でも「釉」は、見慣れない漢字ですね。

へんの部分も見慣れないですが、これは「釆(のごめ)へん」というんですって!

釆へんに「由」で「釉」、何と読むのかさっそく見ていきましょう。

「釉」の読み方のヒントは・・・?

「釉」は、陶磁器作りに使うものです。

粘土などで作った器を素焼きして、「釉」を掛け本焼きすることで陶磁器の表面がガラスのようにコーティングされます。

「釉」を塗った陶磁器は、ガラス状の独特の光沢を帯びます。

「釉」にはいろいろな種類がありますが、代表的なものは草木の灰と土石類を水で溶いた物です。

普段焼き物をしない人には、馴染みがない話が続きましたが、要は素焼きした上に掛ける薬ということです。

上に掛ける薬ですよ!

「釉」の読み方はひらがなで「〇〇ぐすり」です。

わかりましたか?

「釉」の読み方の答えは・・・?

正解は、「うわぐすり」でした!

「釉」の1文字で「うわぐすり」と読むなんて面白いですね。

ちなみに「釉(うわぐすり)」と同じ意味で「釉薬」と書いて「ゆうやく」とも読みます。

陶磁器の艶々したガラスのような材質は、「釉」のおかげなんですね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!