漢字読み講座

【今日の難読漢字】「胼胝」「炊ぐ」「老耄」全部読めたら漢字マスター!「炊ぐ」を「たぐ」と読んだあなたは…

今日の難読漢字は

「胼胝」

「炊ぐ」

「老耄」

です!

 

あなたは正しく読めますか?

 

最初の難読漢字は「胼胝」!

 

「胼胝」は、体にできるある物のことです。

 

私は指に胼胝がありますし、

あなたもどこかに胼胝ができているかもしれません。

 

さて、読めたでしょうか?

 

「胼胝」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「たこ

です!

 

「胼胝」とは、

「同じ場所を繰り返し圧迫された皮膚が角質化し、分厚くなったもの」を表す言葉です。

 

「ペンだこ」が有名ですが、「座りだこ」や「ひじだこ」、

お神輿を担ぐ人のなかには、肩の部分に「まつりだこ」ができている人もいるのだとか!

 

 

よく聞く言葉の「耳に胼胝ができる」。

これは、何度も同じことを聞かされて、うんざりしている様子を表している言葉です。

 

何度も同じ場所を圧迫されてできる胼胝になぞらえて、

こんな慣用句ができるなんて、ウィットに富んでいますよね。

 

ちなみに似たような皮膚の変化に「うおのめ」があります。

違いは、胼胝ができても痛みはありませんが、うおのめは痛みが伴います。

 

見慣れない漢字ですが、意外と身近な存在「胼胝」。

意味も合わせて覚えて、スマートに読めるようになりましょう!

 

次の難読漢字は「炊ぐ」!

 

「炊ぐ」「たぐ」と読んでしまった方!

不正解です!!

 

たしかに「炊く」だと「たく」と読むのですが、今回の漢字は「炊ぐ」。

 

ヒントは「〇〇ぐ」。

〇〇に当てはまる文字を考えてみましょう…

 

さて、読めたでしょうか?

 

「炊ぐ」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「かしぐ

です!

 

「炊ぐ」とは、

「米や麦を煮たり蒸したりしてごはんを作ること」を表す言葉です。

 

意味としては「炊く」と同じ!

 

なぜ読み方が「炊ぐ」になったかというと、

米や麦を加熱することを、古語では「かしく」と言ったからなんです。

 

ちなみに慣用句として「米を数えて炊ぐ」という言葉があります。

 

これは「米を一粒ひと粒勘定をして炊く人」を表しています。

つまり、つまらないことを細かく気にしている人や、

物を惜しむケチな人のことを表した言葉なんです。

 

「先輩なのに1円単位で割り勘なんて、米を数えて炊ぐような人だ。」

なんて使い方ができますよ。

 

一見簡単なのに、実は読み方が変わっている「炊ぐ」。

スマートに読めるようになりましょう!

 

最後の難読漢字は「老耄」!

 

「老耄」は、罵りの言葉の一種です。

現在は、自分自身のことを自虐的に言う場面でよく聞く言葉です。

 

「こんな老耄が出る幕はないよ」

というように使われます。

 

さて、読めたでしょうか?

 

「老耄」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「おいぼれ

です!

 

「老耄」とは、

「加齢によって、身体能力が衰えたりぼけたりすること」を表す言葉です。

 

「この老耄め!」という罵り言葉は、

小説や漫画などでは見かけますよね。

 

現在は、上記もしたように自虐的に言う時によく使われます。

 

ドラマなどでは、

渋い職人役の方が「こんな老耄に仕事を頼もうってぇのかい?」

なんてカッコよく使うこともありますね。

 

難しい漢字の「耄」は、

「年老いてぼんやりすること」や「ぼける」ことを表しています。

ほかにも「酒に酔うこと」を指す場合もありますよ。

 

ちなみに漢字検定1級の漢字です。

読めたら自信を持って良いですよ!!

 

普段暮らしていると、使いたくないし言われたくもない言葉「老耄」。

意味も含めて覚えておいて、スマートに読めるようになりましょう!

 

すべて正解できた方は漢字マスター!素晴らしいです!

もし正解できなくても、これを機に学んで今後に活かしましょう!

 

ABOUT ME
toi
コーヒーと文房具とディズニーをこよなく愛するライター。 漢字検定2級を取得しています!