漢字読み講座

「御凸」って何だか大切なでっぱりみたいな漢字・・・何と読むのか分かりますか?

「御(お・ご)」という漢字をつけて何かをていねいに・上品に言い表す敬語の一つを「美化語」と言うのはご存知ですか?

「お魚」「ご挨拶」などなど、多くの「美化語」がありますが、和語には「お」、漢語には「ご」をつけるのが決まりなんですって!

それでは「御凸」は何と読むのでしょうか?

さっそく見ていきましょう!

「御凸」の読み方のヒントは・・・?

それでは、ヒントです。

「御凸」は、体の一部です。

「凹凸(でこぼこ・おうとつ)」の「凸」は、「両端が低く中が出ばっている」様子を表す漢字です。

体の部位で、出っ張っている部分はどこでしょう?

「御凸」の読み方の答えは・・・

正解は、「おでこ」でした!

「御凸(おでこ)」は、髪の生え際から眉毛までの間の部分のことです。

「額(ひたい)」とも言いますよね。

「御凸(おでこ)」は、額(ひたい)の砕けた言い方として生まれました。

特に出っ張った額(ひたい)の事を「御凸(おでこ)」と揶揄するように使われていた一面もあります。

額(ひたい)も御凸(おでこ)も同じ部分を指す言葉ではありますが、「猫の額」「額に汗する」などと額を使った慣用句はあるものの御凸(おでこ)を使った言葉はありません。

人間の額(ひたい)の特徴を表す言葉なので、御凸(おでこ)は人間以外には使わないんですって!

最後までお付き合いいただきありがとうございました。