漢字読み講座

【今日の難読漢字】「麵麭」「天牛」「慈姑」全部読めたら漢字マスター!「慈姑」を「じしゅうと」と読んだあなたは…

今日の難読漢字は

「麵麭」

「天牛」

「慈姑」

です!

 

あなたは正しく読めますか?

 

最初の難読漢字は「麵麭」!

「麵麭」は、実はかなり身近なあるものの名前です。

 

ヒントは食べ物!!

もしかすると、今日も食べているかもしれません。

 

さて、読めたでしょうか?

ちなみに「めんふ」や「めんぽう」ではありませんよ〜

 

 

「麵麭」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「パン

です!

 

「麵麭」は、

「小麦粉やライ麦粉に塩や酵母などを混ぜて発酵させ焼いたもの」です。

 

みなさんご存知、全世界で食べられている食品のこと!

 

パンの起源は古く、約8000年前言われています。

日本にパンがやってきたのは、1543年。

ポルトガル宣教師たちによって、なんと鉄砲と同時に伝来したのだとか!

 

歴史こそ古いものの、日本でパン食文化が広がったのは戦後からです。

給食としてパンが一般化し、徐々に世間一般でも食べられるようになりました。

 

2011年度には、1世帯当たりのパンの購入金額が初めて米を上回りました。

現在でも米よりパンの購入金額が高く、それだけ愛されている食べ物だとわかりますね。

(総務省家計調査より)

 

よく食べているのに、漢字は知らなかった!という方も多い「麵麭」。

しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!

 

 

次の難読漢字は「天牛」!

「天牛」は、とある生き物の名前なんです!

とはいっても、牛ではありません。

 

ヒントは「カ〇〇〇〇シ」!

6文字の生き物を考えてみましょう…

 

さて、読めたでしょうか?

 

「天牛」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「かみきりむし

です!

 

「天牛」は、

「触角の長い甲虫の一種」のことです。

 

草むらなどにいる虫で、比較的大きいので見たことがある方も多いはず。

 

全世界のいたるところに分布しており、

世界で名前がついているものだけでも2万種、

日本では800種が生息しているのだそう!

 

ゴマダラカミキリやルリボシカミキリなど、

色も模様もさまざまで、多くの種類が長い触角を持っています。

 

実は「天牛」の漢字は、この触角が由来なんです!

 

「天牛」の字自体は、中国語が起源。

カミキリムシの長い触角が、まるで牛の角のようなので、この漢字になったそう!

私はてっきり、牛のような柄があるからかと思いました…笑

 

 

実は意外な漢字が当てられていた「カミキリムシ」。

しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!

 

最後の難読漢字は「慈姑」!

 

「慈姑」は、とある野菜の名前です!

 

スーパーなどではなかなか見かけませんが、

関西を中心におせち料理に使われるため、

年末には見かけたことがあるかも?

 

さて、読めたでしょうか?

 

 

「慈姑」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「くわい

です!

 

「慈姑」は、

「中国原産のオモダカ科の水性野菜」のことです。

 

見た目は里芋のように丸く、芽が長く伸びているのが特徴です。

栽培されているのは、世界中で中国と日本のみなので、

世界的に見るとレアな野菜ですね。

 

ちなみにおせち料理に使われるのは、縁起物だからですよね。

慈姑がなぜ縁起物になったのかというと、

その芽が長く伸びている様子を「芽出たい」と縁起を担いだから!

ほかにも勢い良く芽が出るため、出世の象徴とも考えられています。

 

日本ではおせち料理のイメージが強いですが、

中華料理では一般的な食材。

シャキシャキとした食感は、炒め物やあんかけ料理にぴったりですよね。

 

知っている野菜なのに、漢字はなかなか知られていない「慈姑」。

しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!

 

 

どの漢字も、覚えておけばスマートに使いこなせます。

ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!

 

ABOUT ME
toi
コーヒーと文房具とディズニーをこよなく愛するライター。 漢字検定2級を取得しています!