漢字読み講座

今日の難読漢字は「爽う」「梳る」「一世一代」の3文字です!簡単な問題も混ざってる!?

今日の難読漢字は、

「爽う」

「梳る」

「一世一代」

も3文字です!

簡単な漢字も混じってると思われる方もいるかもしれませんが、全問正解は難しいかもしれませんよ。

さっそくいきましょう!

難読漢字、1問目は「爽う」

「爽やか(さわやか)」という漢字は、「颯爽(さっそう)」「爽快(そうかい)」など、さっぱりして気持ちが良い印象を与えます。

「爽やかだね」と言われて嫌な気持ちになる人はいないのではないでしょうか?

涼しく爽やかな気候を「爽涼(そうりょう)」、すがすがしい秋風を「爽籟(そうらい)」など、天気を例える言葉も「爽」が使われているものは心地よさそうですよね。

そんな好印象の「爽」ですが、「爽う」は漢字検定1級レベルの高難度!

何と読むのかさっそく見ていきましょう。

「爽う」の読み方のヒントは・・・?

形容詞として使うと「さわやか」「あきらか」などと良いイメージの「爽」ですが、実は動詞として使われるときは全く別の意味になるのです。

動詞として使われたときは、「違う」「過つ」「敗る」の意味になるのです。

「二つに割れて符合しない」「調子が狂う」「バラバラになる」というような意味でも使われます。

そして「爽う」の読み方は、ひらがなで「〇がう」の3文字です。

考えてみてください!

「爽う」の読み方の答えは・・

正解は「たがう」でした!

「爽う」と書いて、意味は「違う(たがう)」と同じになります。

漢字の意味は1つではなく、様々な印象の意味が混在しているなんて奥深いですね。

難読漢字、2問目は「梳る」

「梳る」って、見慣れない漢字ではないでしょうか?

「流れる」に似ていますが、「梳る」は木へんです。

毎朝必ずやっている、生活習慣の1つ、身だしなみの1つなんですが・・・

何と読むのか?

探っていきましょう!

「梳る」の読み方のヒントは・・・?

「梳る」は毎朝行う身だしなみの1つだということはわかりました。

毎朝の身だしなみと言えば、顔を洗って、歯を磨いて、洋服を着替えて、ヘアスタイルを整えて、お化粧して・・・

今あげたものの中に答えがあります!

さらに大ヒント!

「梳る」はずばり、「ヘアスタイルを整える」ことを表している漢字なんです。

ヘアスタイルと整える中には、寝癖を直したり髪をとかしたり髪を結ったり・・・

色々ありますよね。

さあ、何を表す漢字なんでしょう?

「梳る」の読み方の答えは・・・

正解は、「くしけずる」でした!

あれ?ヘアセットに関係する言葉のはずなのに聞き覚えが無い…と思った方も多いのではないでしょうか?

「梳る(くしけずる)」とは、櫛(くし)で髪をとかすことを表す言葉なのです。

髪をとかすことを「くしけずる」とはあまり言いませんが、「髪を梳く(すく)」と言う言い方はしますよね。

また、同じ意味の「くしけずる」も、「梳る」だけでなく「櫛る」と書く場合もあります。

難読漢字、最終問題は「一世一代」

毎日難読漢字を紹介している「漢字読み講座」ですが、今日のお題は「一世一代」です!

・・・難読漢字じゃない!こんなの簡単だ!

と思われる方が多いかもしれません。

ところがある調査によると、この「一世一代」、正しく読めたのは40%弱だったとか。

つまり、約60%の人が間違えた読み方で覚えているというわけなんです。

ビジネスシーンなどで間違えて使っては恥ずかしいですよね。

正解は何と読むのか、さっそく考えていきましょう!

「一世一代」の読み方のヒントは・・・?

「一世一代」の読み方で考えられるのは・・・

  1. いっせいいちだい
  2. いっせいちだい

この2つではないでしょうか。

「一世」を「いっせい」と読むのか「いっせ」と読むのかで迷ってしまうのは、「一世(いっせい)風靡」「一世(いっせ)一度」」など、熟語によって二通りの読み方をするからなんです。

あなたはどちらの読み方が正しいと思いますか?

「一世一代」の読み方の答えは・・・

正解は、「いっせいちだい」でした!

「一世(いっせ)」には一生・一生涯の意味があり、「一世(いっせい)」と読むときはその時代・当世という意味になります。

「一世一代」とは一生に一度の晴れがましいことを意味するので、「いっせ」と読むわけです。

覚えておきましょう!