マットレスのサイズはさまざまありますが、ご自分に合ったサイズを選べていますか?
マットレスのサイズを決める要素として大切なのは寝返りをうてる幅が挙げられます。無理のない寝返りをうつためには自分の体格に合わせたマットレスのサイズを選ぶ必要があります。
本記事ではマットレスのサイズそれぞれの特徴やサイズの選び方、おすすめマットレスなどを詳しく解説していきます!
目次
マットレスのサイズと規格一覧表
サイズ(表記) | 横幅×長さ | おすすめ人数 | おすすめ畳数 |
セミシングル(SS) | 80cm×195cm | 1人 | 4.5畳 |
シングル(S) | 97cm×195cm | 1人 | 4.5畳~6畳 |
セミダブル(SD) | 120×195cm | 1人 | 4.5畳~6畳 |
ダブル(D) | 140×195cm | 2人 | 4.5畳(寝室)、6畳 |
クイーン(Q) | 160×195cm | 2人 | 4.5~6畳(寝室)、8畳 |
キング(K) | 180×195cm | 2~3人 | 6畳(寝室)、8畳 |
ここではそれぞれのマットレスサイズの大きさや適した畳数、人数などを表にしてまとめました。畳数は寝室とそれ以外の部屋で用いる場合を考慮したものになっています。
また、ここで記載されているマットレスのサイズは日本の大手メーカーの規格を参考にしておりますので、たとえばIKEAなどの海外メーカーのマットレスサイズはこれと異なる場合もあります。
マットレスのサイズの選び方のコツは?
マットレスのサイズを選ぶときに考えることは、まず寝る人数、次に部屋の大きさ、そして体格、こだわり、予算などを考慮してきめるのが良いでしょう。
ここではマットレスサイズを選ぶときに優先したい事項やコツを解説していきましょう。
マットレスのサイズは寝る人数を考えて決めるのが基本

マットレスを選ぶときに特に重要なのは寝る人数に合わせたサイズです。人数に適したマットレスサイズを選ばないと、寝返りが相手に当たってしまったり振動が伝わりやすかったりするなどの不満が生まれてしまいます。
基本的には一人用はセミシングルとシングル、セミダブルあたりのサイズがおすすめで、ゆったり寝たい方はダブルサイズ以上でも問題ありません。二人以上で寝る場合はダブルサイズより大きなマットレスが良いでしょう。
マットレスのサイズは部屋の大きさに合わせて決める

次に考えたいのが部屋の大きさとマットレスサイズの関係性です。マットレスは大きいに越したことはありませんが、部屋に対する大きさや配置によっては圧迫感を感じることがあります。また、マットレスの横にナイトテーブルなどを置きたい方やワンルームのお部屋にお住いの方はマットレスのサイズをやや小さめにすると良いでしょう。
基本的には4畳半のお部屋は寝室としてならダブルサイズまでが適正ですが、寝室以外に設置する場合はセミダブルより小さめがおすすめです。
6畳のお部屋であれば、ダブルサイズのマットレスまでならほとんど圧迫感はありません。しかし、クイーンサイズより大きなマットレスは、寝室以外に設置した場合窮屈な印象になってしまうおそれがあります。ただし、6畳の寝室ならクイーンサイズ以上の大きなマットレスはやや圧迫感があるものの、さほど気にならないでしょう。
寝室が8畳以上ならばキングサイズやツインベッドを配置してもかなり余裕のあるレイアウトをお楽しみいただけます。
マットレスのサイズは体格やこだわり、予算などによって決める

人数とお部屋の大きさによってある程度のサイズ感を決めたら、あとは体格やこだわり、予算などを考慮して候補を考えていきましょう。
一般的に寝返りをうつのに必要なマットレスの幅は肩幅+40cmといわれています。身長によって変わりますが、男性の肩幅は平均40~45cmほどで、女性は35~40cmほどです。
そのため、一人であれば大体80cm以上の幅があれば寝返りをうてるということになります。そして、二人なら160cmの幅が必要です。
また大きさはセミダブルサイズで十分だけどゆったり寝たいからダブルサイズにしたいというこだわりや、予算を抑えたいから小さめのサイズにするということも考えられます。
それぞれのマットレスサイズのメリットとデメリットを解説!
ここからは、マットレスの各サイズごとの特徴やメリット、デメリットなどについて解説していきましょう。
セミシングルサイズのマットレスはコンパクトさがウリ!
サイズ(表記) | 横幅×長さ | おすすめ人数 | おすすめ畳数 |
セミシングル(SS) | 80cm×195cm | 1人 | 4.5畳~6畳 |
セミシングルサイズはマットレスのサイズで最も横幅が短いため、一人暮らしでワンルームに住んでいる方や体の小さな方、子ども用のマットレスとして使いたい方におすすめです。
マットレスは占有スペースが大きいものですが、セミシングルサイズは圧迫感なく使用することができ、空いたスペースを有効活用することができます。
デメリットとしては、幅が狭いので寝返りがぎりぎりな点です。上述したように寝返りをうつために必要な幅は成人男性で80cmほどです。そのため、身体が平均より大きな方は寝返りをうつのが難しいかもしれません。
ただし、横に二つ並べると横幅160cmのクイーンサイズと同等の大きさになります。クイーンサイズの取り扱いがないところもあるため、セミシングルサイズを二台並べるという選択肢もあるでしょう。
シングルサイズのマットレスは探すのに困らないのが特徴
サイズ(表記) | 横幅×長さ | おすすめ人数 | おすすめ畳数 |
シングル(S) | 97cm×195cm | 1人 | 4.5畳~6畳 |
シングルサイズは最もスタンダードなマットレスのサイズで非常に種類が多いのが特徴です。そのため、好きなメーカーの好きなマットレスを買うことができるのが利点でしょう。
横になった時に両脇に25cmほどのスペースがあるマットレスの基本となるサイズです。6畳のお部屋で1/4~1/3ほどのスペースを占めるサイズですので、ワンルームのお部屋でも無理なく使えます。
横幅は約100cmあるため寝返りをうつスペースは十分ありますが、身体の大きな方やもっとのびのび寝たい方には向いていません。
お子さんを含めた家族3~4人で寝たいときには二台づけされることもあります。その場合は横幅が194cmとキングサイズより大きめのマットレスとして使えます。キングサイズは搬入が難しかったり取り扱いがないことが多いため、代用としてシングルサイズが二台使われることが多いです。
セミダブルサイズのマットレスはゆったり寝たい方におすすめ
サイズ(表記) | 横幅×長さ | おすすめ人数 | おすすめ畳数 |
セミダブル(S) | 120cm×195cm | 1人 | 4.5畳~6畳 |
セミダブルサイズはよく二人用のサイズだと勘違いされやすいですが、一人用のサイズとして扱われています。横幅が120cmなため、二人で寝るのにはかなりくっつきあって寝なければならないでしょう。
そのため、一人でゆったり寝たいという方におすすめのサイズです。左右は30cmほど余裕があり、のびのびと寝返りをうつことができるのが利点です。
クイーンサイズやキングサイズは二人で寝るとシングルサイズぐらいの横幅になるため、実質的に一人で寝るセミダブルサイズが最も広さを感じることができます。
大きなデメリットは特にありませんが、シングルサイズと比べると料金が高いところや大きいためスペースの占有面積が大きいところが挙げられます。
ダブルサイズのマットレスは小柄な人同士で寝るのがおすすめ
サイズ(表記) | 横幅×長さ | おすすめ人数 | おすすめ畳数 |
ダブル(SS) | 140cm×195cm | 2人 | 4.5畳(寝室)、6畳 |
ダブルサイズのマットレスは二人用のサイズとして認識されていて、それは間違ってはいません。しかし、実は二人で寝るのには少し狭いサイズといわれています。
人が十分寝返りをうてる幅の平均が80cmなのでそれが二人合わさると160cmです。ダブルサイズのマットレスは横幅140cmなので、20cmほど足りません。そのため、2人の間が約10cmとちょっと狭く感じられます。
身体の小さな方同士で寝たり、くっつきあって寝たりするなら特に問題はありません。しかし、そうでない場合はクイーンサイズ以上のマットレスを選んだ方がよいかもしれません。
また2人の距離が近いと揺れが伝わりやすいこともあるので、振動を吸収しにくいボンネスコイルマットレスや沈み込みやすい低反発マットレスは避けた方がよいでしょう。振動が伝わりにくいポケットコイルマットレスや沈まない高反発マットレスなどがおすすめです。
クイーンサイズのマットレスは二人でゆったり寝られる
サイズ(表記) | 横幅×長さ | おすすめ人数 | おすすめ畳数 |
クイーン(Q) | 160cm×195cm | 2人 | 4.5~8畳 |
クイーンサイズのマットレスは横幅が160cmあるため、1人あたり80cmと寝返りをうつのに十分なサイズです。6畳のお部屋での占有スペースは1/3ほどになります。
クイーンサイズは気に入ったマットレスメーカーのサイズにない場合があり、セミシングルサイズの2枚セットになっているものがあります。配送や搬入がしやすいというメリットがあるものの、隙間が生まれるというデメリットもあります。厚めのベッドパッドやピロートップパッドなどで対策するのがよいでしょう。
キングサイズのマットレスは子どもと寝るのにおすすめ
サイズ(表記) | 横幅×長さ | おすすめ人数 | おすすめ畳数 |
キング(K) | 180cm×195cm | 2~3人 | 6~8畳 |
キングサイズは横幅180cmとかなり大きく、二人でのびのびと寝たり、親子で寝たりできるのがメリットです。ホテルのスイートルームにも使用されているのでお部屋に高級感が生まれるのも素晴らしい点ですね。
ただし、大きさ故に搬入が難しく需要が他のサイズに比べると少ないため、比較的種類や選択肢が少ないサイズです。そのため連結タイプになっていたり、シングルサイズを二つ並べて代用するということも考えられます。そのため、クイーンサイズと同様にベッドパッド等で隙間をカバーする必要があります。
クイーンサイズやキングサイズのマットレスで1枚タイプのものは何がおすすめ?
クイーンサイズやキングサイズのマットレスは大きすぎて配送や搬入が難しいため、2枚1組になっているケースが多いです。しかし、2枚だと隙間が出来てしまって寝にくいからや1枚タイプのキングサイズマットレスにこだわる人も少なくないでしょう。
そこでここではクイーンサイズやキングサイズの1枚タイプマットレスをご紹介します。
キングサイズ&クイーンサイズで1枚タイプ:NELLマットレス【寝返り◎】

タイプ | ポケットコイルマットレス |
クイーンサイズ料金 | 1枚:130,000円 |
キングサイズ料金 | 1枚:150,000円 |
特徴 | クイーンサイズのコイル数1,989個/キングサイズのコイル数2,397個/寝返りしやすい設計/ネット販売のみ/トライアル期間あり/送料無料/10年保証 |
キングサイズとクイーンサイズで1枚タイプのおすすめメーカー1つ目はNELLマットレスです。コイルの数が高級マットレスに劣らないほど多く、反発力があるため自然な寝返りをサポートできるのが特徴です。トライアル期間や10年保証もついていてサポート体制も万全です。
キングサイズ&クイーンサイズで1枚タイプ:日本ベッド【国産高級マットレス】

タイプ | ポケットコイルマットレス |
クイーンサイズ料金 | 1枚:231,000円 |
キングサイズ料金 | 1枚:280,500円 |
特徴 | クイーンサイズのコイル数2,000個/キングサイズのコイル数2,280個/両サイド補強/特殊な配列「千鳥組み」 |
日本ベッドは国内メーカーでも特に技術力に優れ、良質なマットレスを製造している企業です。シルキーポケットのレギュラーはクイーンサイズとキングサイズの両方が販売されています。千鳥組みという特殊なコイルの並べ方によって体圧分散に優れた最高の寝心地になっています。
ニトリのクイーンサイズのマットレスは何がおすすめ?
価格の安さと品質の良さから人気なニトリですが、マットレスも良質なものがたくさんあります。ここではその中からクイーンサイズのおすすめマットレスをご紹介します。
ニトリのおすすめクイーンサイズマットレス:デュアルポケットシルキー

※画像はダブルサイズです。
タイプ | ポケットコイルマットレス |
クイーンサイズ料金 | 1枚:104,000円 |
特徴 | コイル数2330個/二層のポケットコイル/抗菌性に優れたソフトな詰め物/ロール状の包装/2枚組構造 |
デュアルポケットコイルシルキーはニトリのマットレスの中でもグレードの高いモデルで、コイル数は2330個と高級マットレスとそん色がありません。
コイルは上層と下層に分かれていて、それぞれ性質の異なるコイルを用いて身体をしっかりと支えてくれる構造です。また、表層部分には高反発ラテックスや保温性に優れた羊毛などを使用しているため心地よい寝心地を生み出しています。
ニトリのおすすめクイーンサイズマットレス:Nスリープハード

※画像はシングルサイズです。
タイプ | ポケットコイルマットレス |
クイーンサイズ料金 | 1枚:59,900円 |
特徴 | コイル数780個/抗菌仕様/ロール状の包装/2枚組構造/両端強化/上下 |
Nスリープハードはお手頃な価格としっかりとした寝心地が特徴のマットレスです。両端の落ち込みを防ぐためにマットレスの両端のコイルが強化されているため、椅子にように座ることもできます。二枚組のポケットコイルマットレスなので、揺れや振動が伝わりにくいのも嬉しいところです。
コアラマットレスにはどんなサイズがある?

コアラマットレスには4種類のマットレスがありますが、それぞれシングル、セミダブル、ダブル、クイーンサイズが用意されています。
コアラマットレスは低反発と高反発のウレタンフォームを組み合わせた独自の構造になっていて、優れた体圧分散力があります。通気性に優れたテンセルリヨセル繊維を使用しているため、ウレタンフォームなのに蒸れにくいという特性があるためおすすめのマットレスです。
IKEAのマットレスはサイズが合わない?

結論、IKEAのマットレスは国内メーカーとはサイズが異なります。IKEAのマットレスのサイズは以下のようになっています。
セミシングル(SS) | 80cm×200cm |
シングル(S) | 90cm×200cm |
セミダブル(SD) | 120×200cm |
ダブル(D) | 140×200cm |
クイーン(Q) | 160×200cm |
国内製造のマットレスサイズ規格と異なるのは縦の長さです。国内メーカーが195cmで製造しているのに対し、IKEAのマットレスは200cmと少し長めです。
またシングルサイズは国内メーカーの多くが横幅97cmなのに対し、IKEAのシングルサイズは横幅90cmとなっています。そのため、IKEAのマットレスを購入した場合はベッドフレームのサイズに気を付ける必要があります。
マットレスのサイズについてまとめ
マットレスのサイズを選ぶときには、まず寝る人数を考えることが大切です。そのうえでマットレスを設置するお部屋の大きさに合わせてサイズを選んだり、体格や予算によってサイズを決めることが大切です。
人の寝返りの幅は最低でも20cm以上必要だといわれています。肩幅が広いほど寝返りの幅も多くなるため、身体の大きな人が一人で寝る場合はセミダブル、二人で寝る場合にはクイーン以上などを選ぶ必要があります。
またクイーンサイズやキングサイズは需要が少なかったり配送が難しかったりするため種類が少なく、二枚組になっているものもあるので注意が必要です。