睡眠

睡眠の質や時間が、いろいろな疾患を予防することについて

今回は、睡眠がいろいろな疾患に与える影響をお話しさせていただこうと思います。

睡眠時間が短いとなりやすい病気

睡眠の「時間」や「質」については、
すでにいろいろな研究がされています。

睡眠時間が短いとなりやすい病気としては、
代表的なものとして「うつ病」が挙げられます。

うつ病について

うつ病について、少し説明を加えておきます。
うつ病というのは、
「抑うつ気分」「興味・喜びの消失」「不眠」「食欲低下」
などの症状で成り立っています。

この中にある「不眠」というのは、
寝つきが悪かったり、
途中で起きてしまったり、
朝早く目が覚めてしまったり、
といった症状で成り立っています。

不眠が先か、うつ病が先か

「睡眠時間が短い」
という状態は、先程の「不眠」と似ています。
結果的に寝ていないのは同じです。

ですから、
うつ病になったのが先か、
不眠になったのが先か、
といったニワトリとタマゴの関係となります。

そのため、睡眠時間を短くすることは、
うつ病のリスクを高める
ことになります。

心不全の患者の転帰が悪くなる

もうひとつ、見逃せないこととして、
「心不全の患者の予後を悪くする」
ということがあります。
次はその件についてみていきましょう。

心不全ってなに??

心不全というのは、
心臓が悪いために、
息切れやむくみが起こり、
だんだん悪くなって、
寿命を縮める病気のことです。

もちろん、いきなり心不全になるわけではありません。

そこまでに高血圧とか、
高脂血症といった生活習慣病があり、
その先で起きてくるものです。

ただ、「健康でいられる時間」を短くします。

そのため、なりたくない病気ではありますね。

睡眠と心不全の関係について

これは、睡眠だけではないのですが、
さきほどのうつ病で見られるような症状

「抑うつ気分」
「不安」
「不眠」

というのが、
「心不全で死ぬまでの時間」を短くする

ということがわかっているのです。

ですので、睡眠を短くしてしまうと、
心不全の予後も悪くなってしまう
わけですね。

これは、自分で睡眠時間を削っても、
うつ病などで不眠になっても、
「睡眠時間が短い」
「睡眠の質が悪い」
という結果には変わりがないため、
そのさきの心不全の予後が悪い
といった結果にも変わりがないんですね。

まとめ

今回は、睡眠の質や時間が、
「うつ病」の発症や「心不全の増悪」など
いろいろな病気と関連していることをお話ししました。

逆に言えば、
しっかりと睡眠を取ることで
これらの疾患を予防することができます。

今日からの睡眠ライフ、考えてみてくださいね。

ABOUT ME
Mizuki
Mizuki
医師×YouTuber×WEBライターのみずき@精神科医と申します。 YouTube、Twitter、TikTokでメンタルヘルスに関する医療情報を発信しています。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA