睡眠前の水分補給について、よく見られる悩みとしてはトイレが近くならないかというものがあるかと思います。
そのため、睡眠前には尿意を感じて起きてしまうというようなことがないように飲まない人もいるのではないでしょうか。
しかし、実際には睡眠前の水分補給は大切です。
今回はその理由も説明しつつ、何をどれくらい飲めば快適に眠れるのか、反対に何を飲んではいけないのかについて解説していきます。
睡眠中も脱水する!

そもそも何故睡眠前に水分を補給する必要があるのでしょうか?
結論から述べると、睡眠中も脱水するためです。
睡眠中は自覚できませんが、実は汗をかいています。
特に夏場になると汗をびっしょりかいた状態で起きるのもそのためで、最大1L もの水分が流出するのです。
このようなことから睡眠前の水分補給は大切です。
しかし、これだけでは尿意によって起きてしまうということはまだ解決できていません。
睡眠前に飲んではいけない飲み物

尿意が原因で睡眠が妨げられるということがないように、まずは睡眠前に飲んではいけない飲み物について紹介します。
結論から述べるとコーヒーやエナジードリンクなどのようにカフェインを多く含む飲み物は避けましょう。
カフェインには覚醒作用があることに加え、強い利尿作用があるためです。
そのため、快眠できないだけでなく、トイレも近づいてしまいます。
睡眠前に推奨される飲み物

ひとまずカフェインを含む飲み物については睡眠前は避けた方がいいことまでは分かりました。
では何を何を飲めばいいのでしょうか?
睡眠前の水分補給は水かスポーツドリンクで
睡眠前の水分補給については水、もしくはスポーツドリンクがおすすめです。
水が無難ではありますが、飲みすぎてしまうと反って尿意を感じて起きてしまうので要注意です。
そのため、睡眠前に水を飲むときはコップ1杯程度で十分です。
スポーツドリンクについては電解質も含まれており、睡眠中の脱水では水分のみならず、体液に含まれるナトリウムなどの電解質も流出してしまいます。
そのため、睡眠前に電解質の補給も兼ねてスポーツドリンクを飲むこともおすすめです。
スポーツドリンクについては水よりは尿意を感じにくいものの、飲みすぎには要注意です。
ココアは水分補給というよりは快眠ドリンク
ココアの原料であるカカオ豆にはテオブロミンと呼ばれるリラックス効果を醸成する成分があります。
この成分は自律神経に作用、調整することでリラックス状態を作り出し、さらにミルクも使えば睡眠ホルモンの原料となるトリプトファンも摂取できます。
このことから、ココアはいわば快眠ドリンクと言えますが、効果が表れるまでには時間を要します。
ココアについては睡眠前というよりは睡眠1~2時間前、理想的には3時間前までの摂取が望ましいです。
まとめ

・睡眠中も脱水するので水分補給は必要
・睡眠前にカフェインを含む飲み物はなるべく避ける
・睡眠前は水かスポーツドリンクをコップ一杯程度飲む
・ココアにも快眠効果はあるが、睡眠1~3時間前までの摂取が望ましい
今回の記事について要点をまとめると、上記のようになります。
睡眠中の脱水はコップ1杯程度で予防できるのでトイレの心配をしなくていい量です。
皆さんにおかれましてはくれぐれも睡眠中の脱水には気をつけてください。
今回はこの記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
