ビジネスメールで相手に何かを尋ねたりお願いしたりするとき、「ご教授いただけますと幸いです」というフレーズを使っていませんか?
実は、似た言葉である「ご教示(きょうじ)」と「ご教授(きょうじゅ)」には明確な使い分けがあり、場面によっては不自然な日本語になってしまうことも……。あなたも知らず知らずのうちに間違えて使っているかもしれません。ぜひ挑戦してみてください!
【問題】ビジネスメールで正しい表現はどちら?
取引先に「次回の会議の日程や資料の提出方法」を質問する際、メールの結びとしてより適切なのはどちらでしょう?
- A: 「確認のうえ、ご教授いただけますと幸いです」
- B: 「確認のうえ、ご教示いただけますと幸いです」
正解はどっち……?
スクロールして答えをチェックしてみましょう!

正解発表!
正解は…… 「B:ご教示」 です!
日常のビジネスメールで「日程・連絡事項・やり方」などを教えてほしいときは、「ご教示(きょうじ)」を使うのが正解です。
解説:「ご教示」と「ご教授」の違いとは?
一見似ている2つの言葉ですが、教わろうとしている「内容の重さ」や「期間」に大きな違いがあります。
| 言葉 | 意味・教わる内容 | 使う場面の例 |
|---|---|---|
| ご教示 (きょうじ) |
情報・手順・日程など、一時的な知識やデータを教えてもらうこと。 | ビジネスメール全般、手続きの確認、スケジュール照会など |
| ご教授 (きょうじゅ) |
学問・技術・技能・芸事など、継続的に伝授・指導してもらうこと。 | 専門知識の教えを乞う、ノウハウの伝授、習い事・師匠への依頼など |
「ご教示」が適しているケース
単なる連絡事項や情報確認など、「その場で知れば解決する一時的な問い」にはすべて「ご教示」を使います。
- 「打ち合わせのご都合の良い日程をご教示いただけますと幸いです」
- 「資料の送付先住所をご教示ください」
「ご教授」が適しているケース
専門的なノウハウや技術、学問など、「時間をかけて深く教わる場合」に使います。
- 「プログラミングの構築手法について、ぜひ専門家である先生にご教授いただきたく存じます」
- 「経営戦略の考え方についてご指導・ご教授いただけますと幸いです」
そのため、単に「日程や手順」を聞くメールで「ご教授」を使うと、少し大げさで大層な印象を与えてしまうことがあります。
まとめ
- ご教示:情報・連絡事項・日程など(ビジネスメールの基本!)
- ご教授:専門知識・技術・学問など(長期的・本格的な指導)
日頃のメール送信時に迷ったら、「単なる情報連絡なら『ご教示』」と覚えておくと間違いありません。ぜひ今日から正しく使い分けてみてくださいね!
