「そんな姑息な手段を使うなんて卑怯だ!」
ニュースやドラマ、日常会話でもよく耳にする「姑息(こそく)」という言葉。
実は、文化庁の調査でも7割以上の人が本来とは違う意味で覚えていることが判明している、代表的な誤用キーワードです!
正しく使えているか、大人の日本語力をチェックしてみましょう!
【問題】「姑息」の本来の正しい意味はどれ?
「姑息な手段をとる」と言った場合、漢字の成り立ちに基づいた本来の正しい意味は次のうちどちらでしょうか?
「ずるい手」というイメージが定着していますが、漢字を一文字ずつ分解すると答えが見えてきます。
正解は下にスクロールしてチェックしてみましょう!
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正解はこちら!
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【正解】
正解は 「A:一時の間に合わせ・その場しのぎ」 でした!
【解説】「姑」と「息」の漢字を分解すると納得!
「姑息」を「卑怯・ずるい」という意味で使う人が非常に多いですが、「卑怯・ずるい」という意味で使うのは本来の意味とは異なる用法です。
漢字を一文字ずつ解読してみると、本来の意味がよく分かります。
- 「姑」=「しばらく(一時的に)」(※「姑舅(しゅうとめ)」の意味ではありません)
- 「息」=「息をつく(休む・休止する)」
つまり、「姑息」とは文字通り「しばらくの間、息をつく(=とりあえず一時の間に合わせをする)」という意味になります。
「姑息的治療」という医学用語も!
根本的な解決ではなく「その場しのぎの応急処置」という意味であることを知ると、専門用語の理解も深まります。
| 表現 | 正しい意味・使い方 | 誤ったイメージ |
|---|---|---|
| 姑息な手段(対処) | 根本解決にならない一時しのぎ・急場しのぎのやり方 | 卑怯でずるいやり方(×誤用) |
| 姑息的治療(医学用語) | 根治を目的とせず、症状の緩和などを目的とする治療 | 卑怯な治療(×誤用) |
「その場しのぎの応急処置」は、見方によっては「コソコソと誤魔化している卑怯な手」に見えることから、時代とともに「卑怯だ」というニュアンスで誤認されて広まってしまいました。
ビジネス文書などで「姑息な対応」と書く場合、本来は「ずるい対応」ではなく「計画性のない一時しのぎの対応」という意味になりますので、正しく使い分けられるようにしておきましょう!
日本語ポイントまとめ
- 「姑(しばらく)」+「息(休む)」で「一時の間に合わせ・その場しのぎ」が正解
- 「卑怯・ずる賢い」という意味で使うのは文化庁も指摘する代表的誤用!
- 医学でも「対症療法(応急処置)」の意味で「姑息的治療」と使われている
