「総総」の読み方をご存じですか?
「総」は「総合」など「そう」と読むことがある漢字で、「総総」は「そうそう(そうぞう)」と読むことがありますが、それ以外にも意外な読み方があります。
いったい何と読むのでしょうか?
「総総」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「ふ○○○」の4文字
- 訓読みです
- 「糸や毛を束ねて先をばらばらにしたもの」をあらわしています
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「総総」の読み方、正解は・・・
正解は
「ふさふさ」
です!
「総」は「まとめる(総合など)」「治める(総理など)」「すべての(総意など)」などの意味を持つ漢字ですが、ヒントで出したように「糸や毛を束ねて先をばらばらにしたもの」という意味もあります。
「総総」と重ねて使うと、「たくさん集まって垂れ下がるさま」をあらわします。糸や毛がたくさん集まって垂れ下がっている様子を想像すると「ふさふさ」という読み方は納得できるのではないでしょうか。
「総」と「房」
「総総」は同じ意味、読み方で「房房」と書くこともあります。
確かに「房」には「総」と同じ「ふさ」という意味があり、こちらの方が読みやすいですね。しかし「ふさ」という意味以外は共通するところが何もないのが面白いところです。
この漢字を見ると思い出すのは、千葉県がある「房総半島」です。半島の名前は、過去の国名(安房国、上総国、下総国)に由来しているとのことですが、房総半島の形を思い出すと、少し垂れ下がっているようにも見えます。ただの偶然だとは思いますが、「ふさふさ」という読み方を思い出せなかった時、房総半島を思い浮かべてみると読み方を思い出す助けになるかもしれませんね。