漢字読み講座

「魁」「郁しい」「門球」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「魁」「郁しい」「門球」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「魁」

「魁」

これは「魅力」などの「魅」の字と似ていますが、意味も読みもまったく異なる漢字です。

「魁斗くん」や「魁也くん」など、人の名前に使われることが多い印象ですが、よく聞くあの言葉の漢字なのです!

「魁」読み方のヒントは?

今回紹介したい「魁」の読みは、4字です。

意味としては「首領」や「堂々として大きいさま」などを表します。
そのほか、そのジャンルを先導する人や物、店に対しても用いますね。

プロレタリア文学の〇〇〇〇」や、
タピオカドリンクの〇〇〇〇」といった具合です!

「魁」の読み方、正解は……

「魁」の正解は……

「さきがけ」です!

類語には「一番槍」や「先駆」などが挙げられます。
漢字では、わかりやすく「先駈け」や「先駆け」と表現する場合もありますね。

また、「さきがけ」には、北斗七星の第一星という意味も。
とてもかっこよく、美しい漢字ですよね。

だから「魁斗くん」などのように、多く人名漢字に選ばれるのかもしれません。

北斗七星を見る機会があれば、ぜひ「あれは魁っていうんだよ」と言ってみてくださいね!

2問目はこの漢字!「郁しい」

「郁しい」

この漢字、何と読むかわかりますか?

すぐにわからなくても、
漢字の意味をイメージすれば読めるかもしれません。

「郁しい」の読み方のヒントはコレ!

  • ヒント1:よい香りであるさま。盛んに香るさま。
  • ヒント2:美しく、気品高いさま。

そろそろピンときている人もいるのでは…?

「郁しい」の読み方!正解は…?

「郁しい」の読み方、正解は……

「かぐわしい」です!

一般的には「香しい」「芳しい」と書きますが、
下記の通り言葉の意味は同じです。

  • よい香りであるさま。盛んに香るさま。
  • 美しく、気品高いさま。

「郁」が使われる言葉

「郁」の音読みは「いく」ですが、
どうして香りを表す意味を持つのか
イメージできない人もいるのではないでしょうか。

そこで「郁」が使われる言葉を2つ紹介します。

  • 馥郁(ふくいく):香りが高いさま。かぐわしい。
  • 郁郁(いくいく):香りが高いさま。かぐわしい。

そう、「郁」は音読みで「いく」と読む場合でも、
香りを表すときに使われる言葉
なのです。

このことを押さえておくと、
「郁しい」と書いて「かぐわしい」と読むのも納得ですよね。

ちなみに、「郁郁青青」と書いて「いくいくせいせい」と読む四字熟語もあり、
こちらは「花がよい香りを漂わせ、草木が青々と茂るさま」を表す言葉です。

どの言葉も日常会話で使われることはほとんどありません。

しかし、日記やはがき、お手紙などで使ってみると
情緒豊かな人だと褒めてもらえるかもしれませんね。

最後はこの漢字!「門球」

パッと見ただけでも、これは想像がつかない!

だって、「門」と「球」ですよ!?

 

宮殿などにある何かのオブジェなのか、宇宙の星々の名前なのか、はたまた何かのスポーツ競技の名前なのか・・・。

 

普段見ない漢字なので、これを機に覚えてしまいましょう!

 

「門球」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① これはスポーツ競技の名前です。

ヒント➁ ゴルフに似ています。

ヒント③ 日曜日の早朝、おじいちゃんおばあちゃんがやっていますね。

 

「門球」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ゲートボール」です!

 

確かに「門はゲート」、「球はボール」なので、そのまま「ゲートボール」でしたね。

みなさんは、「ゲートボール」と聞いてどんなものをイメージするでしょうか。

 

大半の人が、「日曜の早朝におじいちゃん達がやっているアレ」と答えるでしょう。

 

実は、ゲートボールとは年齢を問わず、誰もが楽しめて頭を使う「チーム競技」なんです!

ルールも、単純にボールを門のようなゲートを通過したら勝ち、というものではなく、チーム全員で相手のボールを阻止したり、相手のボールに自分のボールを当てる「タッチ」などの技術を組み合わせて戦います。

 

知力・体力・技術を使う点で、なんだか「カーリング」に近いイメージですね!

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!