漢字読み講座

「十匹」「白す」「守宮」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「十匹」「白す」「守宮」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「十匹」

「十匹」の正しい読み方をご存知でしょうか?

誰でも知っている簡単な漢字ですが、正しく読むのは意外に難しい…

ちなみに「じゅっぴき」ではありません。

さて、正しい読み方は?

「十匹」の読み方のヒントはこちら

  1. 「十匹」と同様に「十歳」の読み方も「じゅっさい」ではありません
  2. 十の読み方には「じゅう、じっ、とお、と」の4種類があります
  3. 読み方の字数は「〇〇〇〇」の4文字

以上3つのヒントで考えてみてくださいね。

「十匹」の読み方!正解は!?

正解は「じっぴき」です。

ヒントで紹介したように「十歳」の読み方も「じゅっさい」ではなく、正しくは「じっさい」になります。

他にも「十本(じっぽん)」「二十世紀梨(にじっせいきなし)」など、例を挙げるときりがありません。

しかし、一般には「じゅっぴき」のように「じゅっ」と発音している方がほとんどですよね。

常用漢字表では平成22年から備考欄に『ジュッ』という読み方が添えられています。

ただし、備考欄に追加されているだけなので、現時点では「じゅっ」という読み方は正式には認められていない様子です。

 

NHKなどのアナウンサーが何と発音しているか、チェックしてみてください。

よく聞くと「じっ」と発音しているのがわかりますよ。

2問目はこの漢字!「白す」

「白す」

あまり見かけたことがない読み方ですがわかりますか?

最初にイメージするのは色の「白(しろ)」ですよね。色を表す言葉だけでも「紅白(こうはく)「純白(じゅんぱく)」「白夜(びゃくや)」と様々な読み方があります。

けれども「白す」はどの読み方も当てはまりません。

「白す」読み方のヒントは?

ヒントは、相手に物事を伝える時やはっきりと隠さずに話す時につかいます。

類語としては

「伝える」

「告げる」などが挙げられます。

「白す」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

「もうす」

です!

意味は「申す」と同じですが、丁寧に伝えるというよりも正直にはっきり告げるというニュアンスで使われます。

「白」という漢字は「白状」「自白」などにう使われるように「明らかにする」という意味を持っていると考えるとしっくりきますね。

また祝詞には「もうす」は「申す」ではなく「白す」が使われます。「心を清め神様へもうしあげる」という意味から「白す」がふさわしいと考えられているためです。

出会う機会が少ない読み方ですが知っていると尊敬されるかもしれませんよ。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

最後はこの漢字!「守宮」

いきなりですが、「守宮」という漢字、なんと読むか分かりますか?

そのまま読むと「まもるみや」や「もりみや」となりますが、どちらも不正解です。

「しゅきゅう」という読み方は正しいのですが、あまり一般的には使われません。

この漢字、あなたは読むことができますか?

「守宮」の読み方のヒントは?

この漢字はある生き物の名前を示しています。

漢字からヒントを得るのは少し難しいので、その生物に関するヒントを出します。

「守宮」はトカゲによく似た爬虫類です。

家の中に居ることが多いです。

わかりましたでしょうか?

正解は…

正解は…

やもり

でした!

「ヤモリ」と「イモリ」は紛らわしく分かりづらいですが、家(や)にいるのが「ヤモリ」で井戸にいるのが「イモリ」と覚えましょう。

ちなみにヤモリは「家守」とも書きます。

こうして見ると家にいる生き物だということが分かりやすいですね。

よければ両方の漢字表記を覚えておいてくださいね。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!