漢字読み講座

【今日の難読漢字】「珠鶏」「紺碧」「旱」「特牛」「約しい」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「珠鶏」

「紺碧」

「旱」

「特牛」

「約しい」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「珠鶏」です!

珠玉の「珠」には、「優れたもの」という意味があります。

その字がついた鳥なので、神々しいイメージがしてきますね!

ただ、読み方となるとまったく検討もつきません・・・。

 

「珠玉の鳥」、あなたは読めますか?

 

「珠鶏」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 繰り返す言葉+最後に「チョウ」がつきます。

ヒント➁ フランス料理などでも高級食材として使われています。

ヒント③ 日本には生息しておらず、主にアフリカの方にいる鳥です。

 

「珠鶏」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ホロホロチョウ」です!

 

ホロホロチョウといえば、フランス料理などの食材でも有名な美味しい鳥ですね。

見た目はクジャクのような、小さいダチョウのような姿をしており、全長は50cm程度とそこまで大きくありません。

生息地は草原や開けた森などで、主にアフリカ大陸です。

天然の珠鶏は黒い羽毛に覆われていて白い斑点がありますが、家畜化されているものは白、茶色、灰色など様々な色の珠鶏がいるようです。

実は、日本でも江戸時代にオランダ船から持ち込まれた歴史もあり、その際は「ポルポラート」なんて呼ばれていたそうです。

 

現在、日本国内でも飼育を始めているところがいくつも出てきていますので、もっと安く日本でも流通する日がくるかもしれませんね!

2つ目の漢字は「紺碧」です!

藍色とも呼ばれる「紺色」は、デニムの色としてもお馴染みの濃い青っぽい色をしていますね。

 

そんな「紺」と、2文字目のなんだか難しい「碧」という漢字。

 

「碧」という字は漢字検定準1級の難問ですが、「青」や「緑」といった色を表す漢字です。

 

となると「青×青」で「めちゃくちゃ青!」と言えそうですが、正解はどうでしょうか?

 

「紺碧」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。

ヒント② 「紺」の部分は「こん」で正解です。

ヒント③ 「碧」は音読みで「へき」と読みます。

 

「紺碧」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「こんぺき」です!

 

「紺碧」の意味は、「深く澄んだ青い色」のことです。

 

英語では「アジュール」ともいい、宝石でいうところの「ラピスラズリ」にあたります。

 

「明るく鮮やかな青」を表す「紺碧」は、「碧」の1文字だけでも「青く美しい宝石」という意味もあり、単語としても綺麗な漢字ですね。

 

「紺碧」の色をした、青く澄んだ綺麗なプライベートビーチに行ってみたいものです。

3つ目の漢字は「旱」です!

「日」に「干す」をくっつけて「旱」は、なんと読むか分かりますか?

なんとなく、水分が足りていないというイメージで合っています!

そして漢字を見たことが無いとしても、よく使われている言葉なので絶対に聞いたことがあると思います。

さて、「旱」と書いてなんと読むでしょうか?

「旱」読み方のヒントは?

夏になり雨が降らない事が続いて、田んぼの水が枯れてしまう事を指しています。

田んぼの水が干上がって、地割れしているのを見たことがありませんか?

それは「旱」による被害ですね!

また、夏になり日が照っていることも「旱」と言います。

必要なものが非常に少なくなるという意味でも使われるので、

男性が女性との縁がない事が続くと「女旱が続く」と言ったりすることも。

雨が降らない地域では、干害(かんばつ)が続くこともあります。

「旱」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇」です!

「日照り」と書くこともあります!

どちらかというと「日照り」の方が有名ですね。

「旱」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「ひでり」

です!

 

ぜひ、覚えておきましょう。

4つ目の漢字は「特牛」です!

日本には各地に何と読むのか見当もつかない、難読地名が点在しています。

特に北海道は沖縄には、独自の文化が根付いた歴史もあって難読地名がたくさんあります。

「新城」と書いて「あらぐすく」。

「勢理客」と書いて「じっちゃく」。

「足寄」と書いて「あしょろ」。

「花岬」と書いて「ばんなぐろ」など・・・

漢字からは全く想像もつかない読み方は、ユニークだと感じてしまうほどですよね。

「特牛」も何と読むのか楽しみですね。

さっそく見ていきましょう!

「特牛」の読み方のヒントは・・・?

上に挙げたように、難読地名は漢字を見ても予想が難しいものばかりですよね。

「特牛」も例外ではありません・・・

そこで、ヒントです!

読み方はひらがなで「〇っ〇〇」の4文字です。

「特牛」の読み方の答えは・・・

正解は、「こっとい」でした!

「特牛」は、山口県下関市にある地名です。

語源は「ことい」。

牡牛を表す「ことい」から取ったという説や、小さな入り江を示す「琴江(ことえ)」がなまったという説「重荷を負う屈強な牛」という意味から取ったという説などがあります。

地名の語源や由来って、詳しく研究されているものなんだと感心しますね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

5つ目の漢字は「約しい」です!

「約しい

これ、何と読むかわかりますか?

 

慣れ親しんだ読み方に準ずると

「やくしい」と読んでしまいますよね。

残念ながら不正解。

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「約しい」読み方のヒント!

 

「約しい」

読み方は難読ですが、漢字自体は見慣れていますよね。

 

読みは違うのですが、

同じような意味として使われているのが「倹約」や「節約」です。

 

出費を抑えた暮らしぶりを想像すると、

この言葉に行き着くかも…

 

さて、読めたでしょうか?

 

「約しい」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「つましい

です!

 

「約しい」は、

「暮らしぶりが質素なこと」「地味で贅沢をしないこと」を表す言葉です。

 

「約しい生活で貯金を蓄える」

「失業したため約しい暮らしを強いられる」

などで使われます。

 

「約」という漢字の意味の一つには、

「引き締める・形を小さくする」というものがあります。

 

算数で習った「約分」や

今回取り上げた「倹約」などは、この意味に基づいた言葉なのですね。

 

余談ですが「倹約」で使われている「倹」の漢字。

これに送り仮名を付けた「倹しい」の読み方はわかりますか?

 

正解は…こちらも「つましい」なんです!

あわせて覚えておくといいですよ!

 

しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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flower
とにかく本が好きです!