漢字読み講座

【今日の難読漢字】「抉る」「飲み代」「秋沙」「香魚」「薄荷」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「抉る」

「飲み代」

「秋沙」

「香魚」

「薄荷」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「抉る」です!

「抉る」読み方のヒントは?

快挙(かいきょ)の「快」によく似ていますが

抉るは、ほじくり出すという意味です。

ほじくり出す事を他に言い換えると、答えは簡単かも知れません。

「抉る」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

 

「えぐる」

です!

 

使い方は、

「開かない金庫から抉り出す」

のように、こじ開けてねじりだすさまを表す言葉です。

金庫が開かないなら、バールなどをこじ入れて無理にひねり出す様子ですね!

 

他にも、無神経な人や残酷な子どもの言葉に

胸を抉る思い

をしたことがある人も多いのではないでしょうか?

 

他にもお菓子などの一部分が無くなっていた時に、「抉られている」と使う事も多いです。

抉るのは自分を主として使う言葉で、他人が抉った場合は抉られているになります。

ただ、無くなっている、解体されているというよりも、より感情を大きく動かせる場合に使います。

 

事件のルポルタージュなどは、「事件を抉る!」と見出しが出ますよね。

より深く傷ついたことを表す時にでも使ってみましょう。

2つ目の漢字は「飲み代」です!

「飲み代」の読み方をご存知でしょうか?

「のみだい」と読む人を多く見かけますが、それは間違い。

あなたには正しい読み方がわかりますか?

「飲み代」の読み方のヒントはこちら

  • ひらがなで書くと「〇み〇〇」の4文字です。
  • 意味は、お酒を飲むために使ったお金のこと。
  • 「先月は飲み代が高くついた」のように使います。

以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。

「飲み代」の読み方!正解は!?

正解は「のみしろ」です!

「酒代」と書いて「さかだい」と読むため、つい混合してしまいますね。

一般には「のみだい」でも通じるので、慣用読みとして定着しつつあるのかも知れません。

余談ですが、あるアンケート調査で「お金をかけ過ぎて後悔したことがあるもの」の第一位が「飲み代」だったそうです。

他にも、「代」の字を「しろ」と読ませる言葉に「縫い代(ぬいしろ)」があります。

縫い代はとは2枚の布を合わせて縫う時に、縫い目よりも少し幅を持たせる部分のことで、多すぎると無駄でしかありません

「飲み代(のみしろ)」という言葉にも同じような意味があるのかも知れませんね。

飲み代が高くなりすぎないように、くれぐれも注意しましょう。

3つ目の漢字は「秋沙」です!

日本人の女性の名前って、響きが綺麗だったり春夏秋冬の文字が入っていたり、一つ一つにドラマがあってとても好きです。

 

今回の問題は「秋沙」で、どちらも名前に使われる漢字ですね。

 

音読みを駆使しても、「しゅうさ、あきさ、あきしゃ」くらいしか思いつきません。

 

さらに、この漢字が何を意味するのかもまったくもって分からない、読めそうで読めないレベルの漢字、まさに難読漢字・・・。

 

ここは素直にヒントを見て考えていきましょう!

 

「秋沙」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。

ヒント② これは渡り鳥です。

ヒント③ 最初の文字は「あ」です。

 

「秋沙」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「あいさ」です!

 

「秋沙」とは、「カモ亜科の種類の渡り鳥」のことです。

 

見た目はまさに「カモ」で、くちばしが長く、鋸歯状の刻み目があるのが特徴です。

日本でも北海道などではその姿を見ることができ、11~12月頃に飛来する冬を象徴する鳥でもあります。

 

地名によっては、そのくちばしの形から「ノコギリバガモ」なんて呼ばれている「秋沙」さんでした!

4つ目の漢字は「香魚」です!

「香魚」って何て読むか分かりますか?

(かおりさかな)ではありません。

(こうぎょ)とも読みますが、

もっと一般的に知られている魚の名前があります。

 

天然物の「香魚」は本当にスイカやきゅうりのような独特の香りを持っています。

さあ、一体何と読むのでしょうか?

 

「香魚」の読み方のヒントは?

 

ヒント① 淡水魚です。

ヒント② 「清流の女王」と呼ばれています。

ヒント③ 『古事記』にも登場するほど、なじみ深い魚です。

ヒント④ なんといっても「塩焼き」が一番おいしいです!

何と読むかわかりましたか?

 

「香魚」の読み方、正解は……

正解は……

 

「あゆ」

 

です!

 

「香魚」は食べたものによって香りが変化する不思議な魚です。

あゆは育った川の海底にあるコケを食べて育ちます。

そのため、同じあゆでも産地が違うと、同じ香りにはなりません。

 

徳島県では、餌に100%天然のすだちの果汁・天然発酵のリンゴ酢・はちみつなどを加えて「すだち鮎」というブランドのアユを養殖しています。

他にも愛知県の「ハーブ鮎」や和歌山県の「若武者あゆ」などさまざまなブランドのアユが養殖されています。

 

さまざまな「香魚」の味や香りの違いを楽しむ旅をするのも、楽しいかもしれませんね!

最後までお読みいただきありがとうございました!

5つ目の漢字は「薄荷」です!

hakka

「薄荷」と書いて、なんと読むか分かりますか?

まず最大のヒントを先にお知らせします。

「薄荷」は食べられます!

さて、「薄荷」と書いてなんと読むでしょうか?

「薄荷」読み方のヒントは?

食べられるというヒントを出しましたが、「薄荷」だけを食べる人はあまりいません。

アイスの横に添えられていたり、チーズケーキの横に添えられていたりします。

他にもハーブティーにしたり、飴になったりガムになったりと出番の多い植物です。

夏のお風呂には「薄荷油」が欠かせない!という人も多いでしょう。

ただし、入れすぎには注意が必要です。

英語でいうと「mint」です!

「薄荷」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇」です!

さて、もうわかりましたか?

「薄荷」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「はっか」

です!

 

薄荷油を数滴お風呂に入れると、途端に体感温度が下がります。

風呂上がりにもしばらくの間爽快感が続くので、夏のお風呂にはピッタリです!

また、薄めてスプレーにすれば虫よけとしても使える万能オイルとなっています。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!