漢字読み講座

【今日の難読漢字】「升席」「手綱」「野口啄木鳥」「限り限り」「金蚉」ってなんて読む?

今日の難解漢字は

「升席」

「手綱」

「野口啄木鳥」

「限り限り」

「金蚉」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「升席」です!

升席」と書いて、なんと読むか分かりますか?

相撲や歌舞伎などの観客席の事です。

相撲や歌舞伎を見る時には椅子席もありますが、なんといっても「升席」が人気です。

さて、「升席」とはどんな席の事なのか知っていますか?

そして、「升席」の読み方は知っていますでしょうか?

「升席」読み方のヒントは?

日本の伝統的な観客席の事を「升席」といいます。

4人くらいが座れるだけの四角いスペースになっており、そこに座布団が敷かれています。

四角い升のような形なので「升席」といわれているのだとか。

国技館では「四人枡」「五人枡」「六人枡」と三種類の升席があり、基本的には座布団の数だけ座れますが、中には贅沢に一人で升席を占領する人も。

飲食も可能で、升席用のお弁当やお茶がセットになっていたり、お酒を注文して飲むことができます。

座り方も自由度が高いため、年配の人や、家族連れなど幅広い年代に人気の席です。

読み方もなんとなく分かったのではないでしょうか?

「升席」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「升席」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「ますせき」

です!

 

死ぬまでに一度座ってみたい席です。

ぜひ、覚えておきましょう。

2つ目の漢字は「手綱」です!

手綱」と書いて、なんと読むか分かりますか?

普段から乗馬をしている人は、すぐに分かったかもしれませんね!

もちろん手の綱と書いて(てづな)ではありません。

さて、それでは「手綱」と書いてなんと読むでしょうか?

「手綱」読み方のヒントは?

乗馬に関するイメージで合っています!

馬に乗って手で持つ所といえば、あそこしかありませんね…。そうです、あそこの事です。

手綱は馬をコントロールする所であり、鞭(むち)ではありません。

ちなみに足をかけるところは「鐙」(あぶみ)といい、座る所は「鞍」(くら)といいます。

綱というと、注連縄や綱引きの綱のようなイメージをしますが、皮でできています。

乗馬だけでなく、日常でも「手綱を緩める」とか「手綱を締める」なんて使います。

他人を抑制するという意味なので、主導権を握られていると思うとあまりいい気はしませんが人の上に立つ人には必要ですね。

「手綱」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「手綱」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「たづな」

です!

 

自由な人と付き合えば、自然に手綱を引き締めることになってしまうでしょう。

何事もバランスが大事ですね!

ぜひ、覚えておきましょう。

3つ目の漢字は「野口啄木鳥」です!

「百舌鳥」と書いて「もず」。

「山翡翠」と書いて「やまぜみ」。

鳥の名前って、難読漢字が多いですよね。

それでは「野口啄木鳥」は読めますか?

絶滅危惧種に指定されている鳥なんですよ。

何と読むのか?

さっそく見ていきましょう!

「野口啄木鳥」の読み方のヒントは・・・?

それではヒントです!

ずばり読み方は、ひらがなで「のぐち〇〇」の5文字です。

つまり、「野口啄木鳥」の漢字5文字のうち「野口」はそのまま「のぐち」という読み方で正解なのです。

問題は、「啄木鳥」の3文字ですね。

漢字3文字ではありますが、読み方は「〇〇」の2文字です。

考えてみてください!

「野口啄木鳥」の読み方の答えは・・・

正解は、「のぐちげら」でした!

「啄木鳥」と書いて「けら」と読みますが、「きつつき」とも読みます。

「きつつき」はキツツキ科の鳥の総称で、「けら」もキツツキ科に属する鳥です。

そして「野口啄木鳥(のぐちげら)」ですが、沖縄のやんばる地方にしか生息しないキツツキなんです。

1887年に発見された際に、発見に携わった野口さんの名前を取って名付けられたんですよ。

絶滅危惧種であり、特別天然記念物に指定されているキツツキです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

4つ目の漢字は「限り限り」です!

限り限り」と書いて、なんと読むか分かりますか?

漢字のイメージでは「今回限り、今回限りは特別ですよ!」という感じがしますが、

実はそのまま読みます。

しかし(かぎりかぎり)ではありません。

さて、「限り限り」と書いて、なんと読むでしょうか?

「限り限り」読み方のヒントは?

「限り限り」とは、限度いっぱいで、それ以上余地がないことをいいます。

使われる例としては

「今月もやりくりが限り限り。」

「やることが多くてキャパオーバーまで限り限り。」

「太ってしまってスカートのボタンが限り限り。」

「限り限り閉店間際に行けば半額商品がある。」

などなど、普段から使っている言葉です。

誰でも結構、限り限りで生きていると思いませんか?

他にも

限り限りまで布団の中で居たい!

なんて切実な声も。

書く時にはカタカナで書くことが多いですね。

ひらがなにすると「〇り〇り」です。

さて、もうわかりましたか?

「限り限り」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「ぎりぎり」

です!

 

限り限りも結構ストレス溜まります。

ぜひ、覚えておきましょう。

5つ目の漢字は「金蚉」です!

「金蚉」・・・見慣れない漢字だし、何に関する言葉なのかもピンとこない人が多いのではないでしょうか。

「金」が付くから、何か高価な物の名前?

金塊(きんかい)」とも「金粉(きんぷん)」とも違う漢字ですし・・・

何と読むのか?

さっそく見ていきましょう!

「金蚉」の読み方のヒントは・・・?

それではさっそくヒントです!

「金」は、「キン・コン・かね・かな」などの読み方があります。

「金蚉」では、「かな」という読み方で使われています。

つまり「金蚉」は、ひらがなで「かな〇〇」と読むわけです!

そしてさらに大ヒント。

「金蚉」は、ある虫の名前を表す漢字なのです。

さあ、分かりましたよね?

「金蚉」の読み方の答えは・・・

正解は、「かなぶん」でした!

「金蚉(かなぶん)」は、コウチョウ目コガネムシ科ハナムグリ亜科の昆虫です。

ただし日本では、光沢のあるコロンとした形状の蒸し全般を「カナブン」と呼んでいます。

もしかしたらあなたの思っている「金蚉(かなぶん)」は、実は厳密には違う虫かもしれません!

ちなみに「金蚉(かなぶん)」の「蚉」という漢字は、「か・ぶん」と読み、血を吸う「蚊(か)」と同じ意味をもっているんですよ。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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flower
とにかく本が好きです!