漢字読み講座

「剰え」の読み方は?「じょうえ」ではありません! 読めたあなたは漢字博士級!

「剰え」

この漢字、何と読むかわかりますか?

「過剰」や「剰余」などの熟語もあり、この場合は「じょう」と読みますが、
「剰え」の読み方は「じょうえ」ではありません。

わからなかったあなたは、
下記の解説を参考にしてくださいね。

「剰え」の読み方のヒントはコレ!

まずはヒントとして「剰え」の意味を紹介します。

  • ヒント1:意味:「そのうえ」「おまけに」
  • ヒント2:用法悪いものごとが重なるときに使用する

そろそろわかりましたか?

「剰え」の読み方!正解は…?

「剰え」の読み方、正解は……

「あまつさえ」です!

副詞の「あまりさえ」が「あまっさへ」へ変化し、
さらに「っ」を、促音でなく読んでできた語だと言われています。

こう聞くと少しややこしいのですが、
現代では「あまつさえ」の読み方が一般的です。

「剰え」の例文は?

せっかくですので、
「剰え」の例文についても見ていきましょう。

  • 電車に乗り遅れてしまった。剰え忘れ物に気付き、朝から途方に暮れた。
  • 初めての場所で道に迷い、剰え雨が降ってきた。

このように、悪いことがらが重なるときに使用される言葉です。

ことわざの1つに「泣きっ面に蜂」がありますが、
まさにこのことわざ通りの言葉ですよね。

まとめ

「剰え」は「あまつさえ」と読み、
「そのうえ」「おまけに」といった意味を持つ漢字
です。

悪いことがさらに重なったときに使用する言葉で、
同じ意味のことわざに「泣きっ面に蜂」があります。

このように、関連付けておくと
難読漢字にも親しみがわきますよね。

忘れてしまわないよう、しっかりと覚えておきましょう。

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