今日の難読漢字は
「天鵞絨」
「薄荷酒」
「燐寸」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「天鵞絨」!
「天鵞絨」、これは難しい・・・。
1文字目は簡単ですが、3文字目の「絨」はかろうじて「絨毯(じゅうたん)」の「絨」と分かるレベルなのに、真ん中の「鵞」っていったい何者!?
もちろん、漢字検定1級の難読漢字です。
これは、鳥の上に我と書く「鵞」という字で、訓読みは「ガチョウ」です。
ということは、「天にいるガチョウの絨毯」、という意味になりそうですが、正解はどうでしょうか?
ヒントを参考に考えてみましょう!
「天鵞絨」の読み方のヒントはコレ!
別名はベルベットともいいます。
「ビ〇〇ド」の4文字です。
「天鵞絨」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ビロード」です!
「ビロード」って、皆さんご存じでしょうか?
とにかく肌ざわりが良い、なんだか高級な織物というイメージはあるものの、いざ説明するとなると難しいですよね。
「ビロード」とは、添毛(てんもう)と呼ばれる織物の一つで、織る面に対して輪を出して羽毛のような仕組みになる織物のことです。
「ビロード」とはポルトガル語やスペイン語の「べルード」が訛ったもので、まさに漢字が示しているとおり「白い天の鳥」という意味があるそうです。
発祥地や起源は定かではない高級な織物、女性ならばパーティーなどにビロードのドレスを着て行ったらテンション上がりますね!
次の難読漢字は「薄荷酒」!
この漢字3文字には、「酒」の字が入っていることから何かのお酒と予想できますね。
事実、この名前のお酒がありますが、同じ名称をもつ「葉っぱ」もあります。
いろいろな読み方がありますので、それはヒントのところでもご紹介しますので参考にしてみてください!
「薄荷酒」の読み方のヒントはコレ!
これは「はっかしゅ」、「はっかざけ」とも読みます。
お酒以外の名称では、独特のスーっとする香りがする葉っぱです。
「薄荷酒」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ペパーミント」です!
アイスの「チョコミント」って、やっぱり何度食べても歯磨き粉の味・・・って思う方、私だけではないはずwww
「ペパーミント」は、シソ科ハッカ属の多年草で、和名では「ハッカ」ですね。
縁日の屋台などで、あのスースーする「ハッカパイプ」を子どもの頃に体験した人も多いことでしょう。
また、この「ペパーミント」を使ったお酒も有名で、和名だとそのまま「ハッカ酒」とか呼ばれている「ペパーミント(リキュール)」のことですね。
ミント独特のあのスッキリ爽やかな香りとお酒が組み合わさって、ストレス解消にはばっちりです。
今夜は「薄荷酒」の晩酌で決まりですね!
最後の難読漢字は「燐寸」!
この「燐寸」は「燐」という字が使われていることから「火」に関係したもので間違いないようです。
「燐」は音読みで「リン」と読み、元素記号でもお馴染みのあの元素のことです。
さらに、妖怪などの話で出てくる「きつねび」や「おにび」などの意味ももつこの漢字、もしかしてホラー系の何かだったりして・・・。
「燐寸」の読み方のヒントはコレ!
そのまま「リン」を使って「火」を起こすものです。
ライターやチャッカマンがない時はこれを使います。
「燐寸」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「マッチ」です!
「マッチ」は、短い棒状の木の先端に、発火性のある混合物(リンなど)をつけて、側薬を塗付したザラザラした面に摩擦を起こして発火させる道具です。
ひと昔前までは、料理をするにしても、タバコをつけるにしても、火を起こすなら「マッチ」を使っていました。
最近の若者は、「マッチ」ではなくライターやチャッカマンが主流になってしまったので、使えない人もいるのではないでしょうか?
でも「マッチ」を試しに使ってみるときはご注意を。
発火直後の温度は150度にも上るため、火傷に注意して落ち着いて使うようにしましょう!
出典:コトバンク