漢字読み講座

「土耳古」「蝮」「鑿」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「土耳古」「蝮」「鑿」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「土耳古」

タイトルにもありますが、この「土耳古」という漢字を音読みにすると、「ドジコ」。

 

さては、「ドジっ子」のことだな!?と思ったのは私だけではないはずwww

 

でも、残念ながら「ドジっ子」でも「ドジコ」とも読みません。

 

または、女性の名前にありがちな「とみこ」さんでもありません。

 

強いてヒントをあげるとしたら、「土」と「古」は音読みでも大丈夫ですが、「耳」の部分は私たち日本人には少し難しい捉え方になると思います。

 

さあ、この「土耳子」を読めるようになって、「ドジっ子」から卒業しましょう!

「土耳古」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① これは国の名前です。

ヒント➁ 「〇〇コ」の3文字です。

ヒント③ この国のアイスはよ~く伸びます!

 

「土耳古」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「トルコ」です!

 

私たちが「トルコ」と呼んでいる国の正式名称は、「トルコ共和国」。

 

「土耳古」は、西アジアに位置する、世界史などでもおなじみの「ビザンツ帝国」や「オスマン帝国」が栄えていた場所としても有名ですね。

 

歴史的にも古く、西洋と東洋の文化が混ざりあっていた場所でもあり、世界の歴史においても度々登場する国です。

 

そんな「トルコ」を、なぜ「土耳古」と表記するのでしょうか?

 

一説によると、これを当てたのは当時の中国の人であり、「耳」は中国読みにすると「ル」に近い発音をすることに由来しているそうです。

 

国名って、いろんな当て字がありますがどれも難しいものばかりですね・・・。

2問目はこの漢字!「蝮」

一見すると「虫の腹」に見えてしまう「蝮」という漢字ですが、虫に関係した何かでしょうか?

 

読めそうで読めないこの漢字、なんと漢字検定1級の超難問なんです!

 

虫の腹なのか、そもそも虫じゃないのか、ヒントがなければ読めません・・・。

 

ここは素直ヒントを参考にして、何の腹なのか一緒に考えていきましょう!

 

「蝮」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。

ヒント② 腹とは関係なく、これはヘビです。

ヒント③ 焼酎に浸けて滋養強壮を高めるときにも使われます・・・。

 

「蝮」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「マムシ」です!

 

「蝮」は、「はみ」や「くちばみ」とも言われる、体長70cmくらいの小型のヘビのことです。

 

体長は小さいといっても「蝮」がもつ毒は強力で、血清注射を打たなければ最悪死に至る恐ろしいヘビでもあります。

 

現在ではその療法が確立されてはいますが、水辺が近い草むらに住んでいることもあり、南部を中心に日本各地でみられたヘビです。

 

沖縄や鹿児島などの地域では、焼酎に「蝮」をつけた「蝮酒」や「黒蝮」にして薬用として親しんできました。

 

でも、お酒とヘビって・・・。

私もお酒はかなり好きな方ですが、ヘビで漬けたお酒はちょっと遠慮しておきます・・・。

最後はこの漢字!「鑿」

「鑿」の読み方をご存じでしょうか?

「金」と「業」に似た字が使われていますが「きん」や「ごう」と読むのは間違いです。

画数が多いため、字が小さいと何が書かれているのかわからなくなりそうですね。

漢字検定1級レベルの超難読漢字です。

さて、あなたには読むことができますか?

「鑿」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です。
  2. 木や石などに穴を空けたり、溝を掘ったりするのに使う工具。
  3. 石屋から鑿の音が聞こえてくる。

以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。

「鑿」の読み方!正解は!?

正解は「ノミ」です!

本当に複雑な漢字で、画数はなんと28画もあります。

画数が多すぎて読みにくいせいもあり、ほとんどの場合「ノミ」「のみ」などと書かれています。

ノミは、なんと石器時代から原型があるといわれていますよ。

現代のノミは鉄でできていますが、かつては青銅でした。

近年では電動工具があるためノミが使われる機会が減りましたが、それでも細かい仕事には今でもノミが欠かせないようです。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!