「榠櫨」を何と読みますか?
色も香りも爽やか!
のど飴としても定番です。
「榠櫨」の読み方のヒントは?
1.「榠櫨」をひらがなにすると3文字になります。
2.『榠櫨の実刃を入れて刃の動かざる』長谷川櫂
3.『左は湖水、右は榠櫨畑、その上に月が懸かっていた』国枝史郎「大捕物仙人壺」より引用
正解は…
正解は「かりん」でした!
「花梨」「花櫚」と書くこともあり、一般的には正解ですが、厳密には別の植物(マメ科のカリン)を指します。
別名「カラボケ」「メイサ」とも呼ばれるバラ科ボケ属の落葉高木です。
実はとてもよい香りですが、硬くて酸っぱいので生では食べません。
皮をピールにしたりシロップ漬けにしたり、ジャムにしてもおいしいですよ。
生薬としては、咳止めや利尿剤として効能があるとされています。
「榠櫨」を「榠櫨の実」にすると俳句で晩秋の季語になり、「榠樝の花」にすると晩春の季語になります。
「榠樝の花」は淡い紅色。花言葉は、努力・唯一の恋・豊麗・優雅・可能性がある・豊かで美しい。
昔から、庭の表「榠櫨」を植えて、裏に樫木(カシノキ)を植えると商売繁盛するといわています。「金を貸しても金を借りない」という語呂合わせによる縁起担ぎです。