「熄む」の読み方をご存じですか?
「熄」は「息」という字と同じつくりですが、「いきむ」とは読みません。
それでは、どのように読むのでしょうか?
「熄む」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○む」の2文字
- 訓読みです
- 「終わる」ことを意味しています
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「熄む」の読み方、正解は・・・
正解は
「やむ」
です!
「火が消えるようになくなる、終わる」ことをあらわしています。
「熄」は「(火が)きえる」「なくなる」という意味があります。火が燃え尽きてなくなるイメージです。
「熄」には「息」のように「呼吸」という意味はありませんが「息」という字にも「おわる、きえる」という意味があります。「終息」と「終熄」は同じ「しゅうそく」という読み方で「すべて終わる」という意味をもちます。
一方で「熄」には訓読みで「うずみび」という読み方があります。「埋み火」とも書き、灰の中に埋めた炭火のことです。炭で暖を取っていた時代、種火の残った炭を灰にうずめておくことで、火を消すことなく安全にとっておくことができる、生活の知恵でした。
「終わる」という意味と「(空気に触れるとまた燃え出す)うずみび」という意味を両方持つ「熄」という字は、火の扱いが難しい性質を感じさせます。
「熄む」の読み方、是非覚えてくださいね。