漢字読み講座

「謙る」「燕」「捧読」これらの読み方は?【難読漢字に挑戦!】

今回のお題は「謙る」「燕」「捧読」です。

どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…

あなたには全て読むことができますか?

1問目はこの漢字から!「謙る」

「謙る」の読み方をご存じでしょうか?

まさかとは思いますが「けんる」と読んではいないですよね…

たしかに「謙虚(けんきょ)」「謙譲(けんじょう)」という読み方がありますが、それは音読みです。

今回は送り仮名が付いているので、訓読みで答えてくださいね。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「謙る」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇る」の5文字
  2. 相手を敬って、自分を控えめにすること
  3. 「謙った態度を取る必要はないよ」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「謙る」の読み方!正解は!?

正解は「へりくだる」です!

意味はヒントで示したように、相手敬い自分を控えめにすること。

同じような意味の言葉に「謙虚(けんきょ)」がありますが、若干ニュアンスが違います。

謙虚とは、自分の才能や力をひけらかすことなく、他人を尊重して敬う性質のこと。

例えば「彼はノーベル賞を受賞したにも関わらず、謙虚に他人の言葉に耳を傾ける素晴らしい人物だ」などという使い方をします。

一方で「へりくだる」は相手を敬う点では同じですが、具体的な態度を示す場合が多い言葉です。

例えば「あの人は同僚にさえ、妙にへりくだった話し方をするね」のような使い方ですね。

似た言葉でも使い方が少し違うので、注意が必要です。

2問目はこの漢字!「燕」

「燕」と書いて、なんと読むか分かりますか? なんと(つばめ)以外にも読み方があります! さあ、なんと読むでしょう?

「燕」読み方のヒントは?

ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。 ある動物の名前です。この動物自体は大変身近ですが、この呼び方は あまり一般的ではないかもしれません。 何か思い当たるものはあるでしょうか?

「燕」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「つ」です。 つばめの古い呼び方で、最近ではこの呼び名を元にしたキャラクターを テレビで見かけることも少なくないかもしれません。 これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「燕」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「つばくろ」
です!

「つばくろ」は「つばめ」の古い呼び方で、他にも「つばくらめ」と呼ばれることもありました。 民家や公共施設の軒先に巣を作ることが多く、これは人が多いところは外敵となるカラスなど に襲われにくいためと言われています。

稲作が盛んな日本においては、昔から稲の害虫を食べる益鳥として大事にされており、 また巣ができた家は栄えるなど、縁起のよい鳥として扱われていました。

東京ヤクルトスワローズのマスコットキャラクターである「つば九郎」も、 この古い呼び方である「つばくろ」が元になっていることは想像に難くないでしょう。 スワロー自体が燕ですからね。

最後はこの漢字!「捧読」

捧読」と書いて、なんと読むか分かりますか?

一見よく似ている、(ぼうよみ)は「読み」です。

パッと見ると(ぼうよみ)にしか読めませんが、「捧読」は立派な人しかできないかも!?

なんてったって「捧げる」「読み」なのですから。

さて、「捧読」と書いてなんと読むでしょうか?

「捧読」読み方のヒントは?

「捧読」は、目の前に高く捧げ持って読むこと、うやうやしく読み上げることです。

改まった気持で襟を正して読むことであり、「誓詞を捧読する」というように使います。

(誓詞(さんじ)は誓いの言葉のことです!)

生徒会長など、代表が読むイメージですね。

似ている「奉読」は姿勢を正して恭しく読むこと。謹んでお読み申し上げますということです。

「弔辞を奉読する」などと使います。

決して(ぼうよみ)とは読まないとわかりましたでしょうか?

「捧読」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「捧読」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「ほうどく」

です!

 

ちなみに「奉読」も(ほうどく)と読みます。

ぜひ、覚えておきましょう。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!