「糾える」の読み方をご存じですか?
「糾」という字は「糾弾」「紛糾」のように何か悪い方向にこじれたイメージがありますが、悪い意味を持っているわけではありません。
いったい何と読むのでしょうか?
「糾える」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「あ○○える」の5文字
- 訓読みです
- 故事成語で使われる言葉です
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「糾える」の読み方、正解は・・・
正解は
「あざなえる」
です!
「糾」という漢字は「あわせる」「もつれる」「ただす」という意味があり「糾える」という場合は「あわせる」という意味で使われます。
(糸や縄を)より合わせる、という意味になります。
「禍福は糾える縄の如し」
「糾える」という使い方で一番見かけるのは、故事成語の
「禍福は糾える縄の如し」
でしょう。
「禍福(かふく)」とは「災難と幸福」「不運と幸運」というように、それぞれの字が逆の意味を持つ熟語です。
「幸福と不幸は、より合わせた1本の縄の表裏のように交互に来るものである」という意味があります。主に悪いことが起こった人に、悪いことばかり起こることはない、と励ます時に使います。一方、目先のことに一喜一憂しても仕方ない、という意味でもあります。
何か良くないことが起こった時は「糾える」の読み方を思い出しつつ、悲観的にならないようにしたいものですね。