「托む」の読み方をご存じですか?
「托」という字に似ている漢字に「託」があり、「託す」などと使うことがあるので「たくむ」と読むと間違いになります。
いったい何と読むのでしょうか?
「托む」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○のむ」の3文字
- 訓読みです
- 「托」には「委托」という使い方もあります。意味を考えてみましょう
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「托む」の読み方、正解は・・・
正解は
「たのむ」
です!
「托」という漢字には「たよる、まかせる」という意味があります。最初に書いた「託す」は「托す(たくす)」と表記することもあります。
「托」と「託」の違い
見てみると、「托」と「託」には同じような使い方が多いですね。ヒントに書いた「委托」も「委託」の方がよく見かけると思います。
それでは「托」と「託」という漢字は同じ意味なのでしょうか?
まず「托」から見てみましょう。
- 手の上におく(「托鉢」など)
- 物をのせる台(「茶托」など)
- たよる。まかせる(「托生」など)
- 推す(おす)。ひらく
次に「託」を見てみましょう。
- たよる。あずける(「託児」など)
- 口実とする(「仮託」など)
- ぐちを言う
- 神仏のお告げ(「神託」など)
「たよる」という意味だけ一致していますね。
「托」は常用漢字ではないので、意味が一致している場合は常用漢字である「託」に書き換える例が多いようです。
書き換えられる場合とそうでない場合があることを意識しつつ「托む」の読み方を是非覚えておいてくださいね。