今回は「突慳貪」「南足」「大嘗会」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「突慳貪」
「突慳貪」の読み方をご存じでしょうか?
もちろん「とつけんたん」と読むのは間違いです。
かといって何と読めばよいのやら…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「突慳貪」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字
- 愛想がなく、冷淡な態度や言い方
- 店員は突慳貪な応対だった
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「突慳貪」の読み方!正解は!?
正解は「つっけんどん」です!
日常的によく使う言葉ですが、こんな漢字を使うとは知らなかった方の方が、多いのではないでしょうか。
「突慳貪(つっけんどん)」の意味は、とげとげしいものの言い方や、愛想のない態度のことです。
「突慳貪(つっけんどん)」とは「慳貪(けんどん)」に「突(つっ)」という接頭語がくっついた言葉。
「慳」とは物惜しみすること、つまり「ケチ」という意味で、「貪」は「むさぼる」という意味を持ちます。
つまり、「慳貪」とは思いやりがなく自己中心的な心を指す言葉です。
2問目はこの漢字!「南足」
日本にはたくさんの苗字がありますが、当て字だったり歴史が関係していたりして、一筋縄では読めないものも多くあります。
それでも間違えて読むのは失礼!
ということで、今回は「南足」さんの苗字の読み方を問題にしました。
意外過ぎる読み方に、あなたはびっくりするはずです。
早速見ていきましょう!
「南足」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「南足」の読み方は、ほぼとんち、なぞなぞの問題のように考えないと分かりません。
南に足を向けているということは、頭はどちらの方向を向いているでしょうか?
これが大ヒントですよ。
考えてみてください!
「南足」の読み方の答えは・・・
正解は「きたまくら」さんでした!
南に足を向けたら、必然的に北枕になりますもんね。
そのことから「南足」と書いて「きたまくら」さんというわけです。
似たような由来で、「五月七日」と書いて「つゆり」さんという苗字もあります。
五月七日に栗花落(つゆり)祭りという雨ごい祭りがおこなわれていたことから、「五月七日」と書いて「つゆり」さんという読み方なんですって。
珍しい読み方の苗字の由来、いろいろ調べてみると面白いかもしれませんねん。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
最後はこの漢字!「大嘗会」
「大嘗会」の読み方をご存じですか?
11月23日の「勤労感謝の日」に神社で行う「新嘗祭(にいなめさい)」をご存じの方ですと「おおなめかい」と読みたくなるかもしれませんが違います。
それでは、いったい何と読むのでしょうか?
「大嘗会」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「だい○○○○」の6文字
- 音読みです
- 2019年に行われた儀式のことです
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「大嘗会」の読み方、正解は・・・
正解は
「だいじょうえ」
です!
現在は「大嘗祭(だいじょうさい/おおにえまつり)」と呼ばれることが多い皇室行事で、日本の天皇が皇位継承後に初めて行う宮中祭祀のことです。直近では、平成が終わり令和元年になった2019年11月14日、15日に行われました。
「会」という漢字は音読みではだいたい「かい」と読みますが、古くより仏事や祭事の時は「え(ゑ)」と読むことが多いです。前段で触れた「新嘗祭(にいなめさい)」も「新嘗会」と書いた場合は「しんじょうえ」と音読みになります。
「一期一会(いちごいちえ)」という四字熟語でも「会」は「え」と読んでいますね。元々は千利休の言葉からできたと言われていますが、「一期」が仏教用語で「人が生まれてから死ぬまでの一生」をあらわしていることから、「一会」も「いちえ」と読まれるのでしょう。
ちょっと古い言い方ですが「大嘗会」の読み方、この機会に是非覚えてくださいね。