漢字読み講座

【今日の難読漢字】「膝行」「駁する」「早蕨」あなたは何個読めますか?

今日の難読漢字は

「膝行」

「駁する」

「早蕨」

の3問です!あなたは正しく読めますか?

難読漢字、1問目は「膝行」!

「膝行」の読み方をご存じですか?

「膝」は体の部位の「ひざ」で「行」とあるので「ひざいき」と読みたくなりますが間違いです。

それでは、いったい何と読むのでしょうか?

「膝行」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「○こう」の4文字
  2. 音読みです
  3. 「膝」の読み方は「漆」の音読みと同じです

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「膝行」の読み方、正解は・・・


正解は

「しっこう」

です!

「膝」という漢字はそのまま足のももとすねの間の関節をさしており、音読みは「シツ」となります。「行」という漢字は様々な意味がありますが、ここでは「すすむ」という意味で使われています。

「膝行」は「足を曲げ、膝をついたまま進んだり退いたりすること」という意味で、神仏や貴人の前での礼儀作法として使われていたほか、合気道などの武道では現代でも使われている動作のひとつになります。なお、ひざまずいて進むことを「膝進(しっしん)」、退くことを「膝退(しったい)」と言うこともあります。

「平伏膝行」

「膝行」という言葉でよく使われる四字熟語は「平伏膝行(へいふくしっこう)」です。

「平伏」は座礼(座ったままする礼)の一種で、こちらも礼儀作法の一種です。「平伏膝行」と四字熟語になると、「神仏や貴人の前で恐縮しながら平伏し、膝を使って進退すること」という意味になります。

今でも武道で使われている「膝行」の読み方を是非覚えておいてくださいね。

難読漢字、2問目は「駁する」!

「駁する」の読み方をご存じですか?

「駁」という漢字は「駮」という字にも似ていますが、いずれにしてもあまり見たことのない字ですね。

いったい何と読むのでしょうか?

「駁する」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「○○する」の4文字
  2. 音読みです(送り仮名があるけど音読みです)
  3. 「駁」は「反駁」という言葉で使う漢字です

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「駁する」の読み方、正解は・・・


正解は

「ばくする」

です!

「駁」という漢字は「斑」に通じる「まだら、ぶち」という意味と「非難する」という意味を持っており、ここでは「非難する」という意味で使われています。なお、最初に出した「駮」という漢字もほぼ同じ意味を持っています。

「駁する」は「(他人の意見などを)批判する、攻撃する」という意味で使われています。

音読みなのに・・・?

ところで、音読みと訓読みの見分け方として「送り仮名がつくのは訓読み」と習った方もいらっしゃると思います。しかし「駁する」は音読みですね。何故でしょうか。

実は音読みでも送り仮名が付く「例外」はあります。「信じる」「生じる」などがそうです。

音読みは元々中国で使われていた発音なので、その読み方だけでは意味が通じにくいものが多いです。逆に訓読みは漢字を日本語にあてはめた読み方なので、意味が通じるものが多いです。それを踏まえた上で「駁する」を見ると、「バク」という読み方では意味がよくわかりませんね。そして、訓読みだと「まだら」「ぶち」というまったく違う意味になってしまうので、敢えて音読みに送り仮名がついているのかもしれません。

色々な意味で難しい言葉ですが「駁する」の読み方を是非覚えておいてくださいね。

難読漢字、3問目は「早蕨」!

「早蕨」の読み方をご存じですか?

「蕨」は地名にもある山菜の名前ですが、それに「早」をつけるといったい何と読むのでしょうか?

「早蕨」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「○わらび」の4文字
  2. 訓読みです
  3. 「早苗」「早乙女」などと同じ読み方をします

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「早蕨」の読み方、正解は・・・


正解は

「さわらび」

です!

「蕨」はイノモトソウ科のシダ植物「ワラビ」のことをあらわしています。

「早」はここでは「若々しい」という意味をあらわす接頭語として使われています。ちなみに音読みに「早急」などに使う「サッ」がありますが、こちらは「さ」で訓読みです。

「早蕨」は「芽が出たばかりのワラビ」という意味になります。

接頭語「さ」

「さ」には名詞、動詞、形容詞の前について語調を整える「接頭語」の意味をもつものがあります。例えば「さまよう」「さぎり」の「さ」は接頭語として使われていますので、「さ迷う」「さ霧」という書き方をすることもあります。

名詞の前について「若々しい」という意味を持つ「さ」の場合は「早」という漢字が当てられることが多く、「早蕨」「早苗」などがそれに当たります。5月をあらわす「さつき」は「早苗月」を略したもの、という説もあり、この場合の「さ(早)」には「5月の」という意味が含まれています。

5月頃旬を迎えるワラビを食べる時は「早蕨」の読み方を思い出してくださいね。

 

さて、難読漢字3問、いかがでしたか?

全問正解できた方も、今回はあまり正解できなかった方も、また難読漢字にチャレンジしてみてくださいね。

ABOUT ME
さとう みえ
漢字が好きで、学生時代に漢字検定2級を取得するも、社会に出てから特に書き取りが怪しくなっていることに気付きました。子供の宿題に付き合いつつ自分も勉強し直す日々です。IT×子育てのサイトを運営しています。