漢字読み講座

【難読漢字】「煢然」の読み方は?意外な使われ方も紹介します!

「煢然」の読み方をご存じですか?

「然」は「自然」「当然」などよく使われる漢字ですが、「煢」はなかなか見かけない漢字ですね。

いったい何と読むのでしょうか?

「煢然」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「け○ぜん」の4文字
  2. 音読みです
  3. 「炯然」と読み方が同じですがまったく違う意味です

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「煢然」の読み方、正解は・・・


正解は

「けいぜん」

です!

「煢」という漢字は「ひとりもの」「憂える」という意味を持っています。訓読みにそのまま「ひとりもの」という読み方もあります。

「然」という漢字は、ここでは状態を表す形容詞のあとに添える文字という役割を持っています。

「煢然」は「身寄りがなく孤独なさま」「憂えるさま」という意味を持つ言葉です。

なお「炯然」も「けいぜん」と読みますが、「光り輝くさま」というまったく異なる意味を持っています。

「煢」の意外な意味

「煢」という漢字を使った言葉は孤独を感じるようなものばかりが出てきますが、意外なところだと

「中国の盤上遊戯に使われるサイコロ」

をあらわすことがあります。読み方はそのまま「けい」です。「六博(りくはく)」と呼ばれるすごろくに似たボードゲームだったと言われており、「煢」は漢の時代に使われていた14面ないし18面のサイコロでした。

「博」の字が「博打」などに使われるのはこの「六博」が由来とされるほど有名なゲームだったそうですが、細かいルールはわかっていないそうです。

何故孤独をあらわす漢字がサイコロの名前になったのか、不思議ですね。

あまり使いたい言葉ではありませんが「煢然」の読み方を是非覚えておいてくださいね。

ABOUT ME
さとう みえ
漢字が好きで、学生時代に漢字検定2級を取得するも、社会に出てから特に書き取りが怪しくなっていることに気付きました。子供の宿題に付き合いつつ自分も勉強し直す日々です。IT×子育てのサイトを運営しています。