今日の難読漢字は
「腮」
「諛言」
「打棄る」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「腮」!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2024/04/toi_kanji_489.jpg)
「腮」は、体のとある部分を表す漢字。
言葉自体はとても一般的。
人間にもあるのですが、部位の名前としては「魚」の方が有名かも?
さて、あなたは何と読みましたか?
「腮」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「えら」もしくは「あご」
です!
「腮」は、
「魚の「えら」に見立てた人間のあご」という意味の言葉です!
よく顎の付け根・耳の近くの骨が出っ張っていることを
「えらが張る」と言いませんか?
その「えら」を漢字で書くと「腮」となるんです!
「えら」と聞くと「エラ呼吸」などを思い浮かべるため、魚のことを思い浮かべがち。
ですが一般的に魚や魚類のエラについては「鰓」と魚偏の漢字を書きます。
月偏の漢字は、人間の体の部位を表した漢字が多いんです。
たとえば「腕」「脚」「腹」などがそうですよね。
今回の「腮」も月偏を使っていることから、人間の「えら」であると分別ができます!
ちなみに「腮」はほかに「あぎと」とも読みます。
これも「えら」という意味なのだとか。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
次の難読漢字は「諛言」!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2024/04/toi_kanji_490.jpg)
「諛言」は、ちょっと皮肉的な言葉。
例文としては「諛言を呈する」なんて使います。
たとえば周りにも「上司に媚を売ってばかりの人」はいませんか?
そんな人がよく言っているのが「諛言」なのですが……
さて、あなたは何と読みましたか?
「諛言」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「ゆげん」
です!
「諛言」は、
「へつらっていう言葉」という意味の言葉です!
「へつらう」とは「人の気に入るようにふるまう」「お世辞をいう」などの意味。
人に媚びるような言動のことを「諛言」と言うんです。
そもそも「諛」という漢字自体に「機嫌をとる」「へつらう」という意味があります。
この漢字を使った言葉も
- 「阿諛(あゆ)」=顔色を窺って、相手の気に入るようにふるまうこと
- 「媚諛(びゆ)」=こびへつらうこと
- 「面諛(めんゆ)」=人の目の前で、へつらうこと
など、機嫌取りに関する言葉ばかり!
「諛」この漢字が使われていたら、十中八九「皮肉の言葉」と覚えておきましょう!
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「打棄る」!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2024/04/toi_kanji_491.jpg)
「打棄る」を、「うちすてる」と読んだ方はいませんか?
「うちすてる」なら漢字は「打ち棄てる」となります。
「打棄る」も意味はほぼ同じなのですが、読み方は異なります。
実は「相撲の技」としての方が有名かも?
さて、あなたは何と読みましたか?
「打棄る」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「うっちゃる」
です!
「打棄る」は、
「投げすてる」「ほったらかしにする」という意味の言葉です!
またこのほかにも、
「相撲で寄ってきた相手を、土俵際でひねり外に出す」という技のことも指します。
そもそもは「うちやる」という言葉だったそうですが、
音声が変化して「うっちゃる」となったのだとか。
例文としては「資格勉強を打棄って飲みに出てしまった」なんて使います。
「捨てる」「放棄する」という意味の言葉ですが、
より強調し、完全に諦めて手放すという意味合いが強くなりますよ。
ただ、日常で使うことは少ないかも。
どちらかといえば相撲用語として見聞きすることが多いですね。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけば使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2022/01/26482743_150_0.jpg)