今日の難読漢字は
「蜚語」
「倥偬」
「春闌」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「蜚語」!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2024/05/toi_kanji_501.jpg)
「蜚語」は、とある四字熟語に使われている言葉。
「蜚」の字が見慣れないですよね……
ヒントとしては同じ読み方・意味で、別の漢字があります。
それが「飛語」!
さて、あなたは何と読みましたか?
「蜚語」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「ひご」
です!
「蜚語」は、
「根も葉もないうわさ」「無責任な評判」という意味の言葉です!
つまり簡単にいえば「デマ」のこと!
意味によっては「蜚」を「飛」に書き換えることもあるので、
「飛語」と書かれている場合でも同じ意味だと捉えましょう!
実は「蜚」は、イネの害虫であるイナムシやゴキブリを表す漢字なんです……。
迷惑な害虫を表す漢字を、迷惑なデマを表す言葉に使うのは、
言い得て妙ですよね。
ちなみに使われている四字熟語は「流言蜚語(りゅうげんひご)」。
「流言」にも「根のない噂を言いふらすこと」という意味があり、
同じ意味の言葉を重ねることで、意味を強めています。
なんにしろ、蜚語を言ったり言われたりはしないようにしたいですよね。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
次の難読漢字は「倥偬」!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2024/05/toi_kanji_502.jpg)
「倥偬」は、「空」という漢字が部分的に使われているため
「くうそう」なんて読んでしまった方がいるのでは?
読み方は似ているのですが「倥」の読み方が違います。
さて、あなたは何と読みましたか?
「倥偬」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「こうそう」
です!
「倥偬」は、
「慌ただしいこと」や「忙しいこと」を表す言葉です!
「倥」には、「忙しい」「慌ただしい」などの意味のほか
「無知なさま」「おろか」という意味もあります。
また「偬」にも「慌ただしい」「せわしない」という意味があります。
そのほか「忙しさで苦しむ」という意味もあるため、
「忙しく大変に苦しむ様子」が伺えますよね。
「倥偬」を使った四字熟語として「兵馬倥偬(へいばこうそう)」というものがあります。
「兵馬」とは、兵器と軍馬のこと。つまりは戦争のことを指します。
戦争によって忙しく、苦しむ様子のことを指した四字熟語です。
使われないに越したことはないですが、知識として知っておきたい「倥偬」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「春闌」!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2024/05/toi_kanji_503.jpg)
「春闌」は、「しゅんらん」とも読みます。
今回はもう一つの読み方を答えてみましょう。
読みとして「はる」からはじまる言葉なのですが……
さて、あなたは何と読みましたか?
「春闌」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「はるたけなわ」
です!
「春闌」は、
「春の盛りが過ぎた頃を表す季語」という意味の言葉です!
よく結婚式や宴会の終わりのあいさつで
「宴もたけなわではございますが……」と聞いたことはありませんか?
この「たけなわ」を漢字で書くと「闌」なのです。
本来「闌」には「最盛期」という意味と
「盛りを過ぎて少し衰えた時期」という意味があります。
これに「春」とつくことで、
春が少し過ぎたくらいの時期を表します。
ちなみに、春の最盛期の頃のことは
「春爛漫(はるらんまん)」と言います。
こちらは新聞やテレビなどでもよく聞く言葉ですよね。
ひと口に「春」と言っても、移り変わりによって表す言葉が違います。
言葉を知っていれば、美しい季節の機微まで感じられるかも。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけば使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!
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