今回の難読漢字は「憾む」「仏桑花」「挨す」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「憾む」
「憾む」の読み方をご存じでしょうか?
「遺憾(いかん)」の「かん」ですが、「かんむ」と読むのは音読みです。
正解は送り仮名のつく、訓読みになります。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「憾む」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇む」の3文字
- 思ったようにいかず残念なときに使う言葉
- 「チャンスを逃したことが憾まれる」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「憾む」の読み方!正解は!?
正解は「うらむ」です!
「憾む(うらむ)」とは、「思い通りにならずに残念」「心残り」「遺憾に思う」という意味の言葉。
「うらむ」と同じ読みをする言葉には「恨む」と「怨む」があり、これらはよく見かけますね。
「恨む」と「怨む」は「ひどい仕打ちをした相手を憎む」「思い通りにならない状況に不満を持つ」といった意味になります。
悔しい想いをするという意味では「憾む」と似ているため間違いやすいので、注意しましょう。
2問目はこの漢字!「仏桑花」
「仏桑花」の読み方をご存じでしょうか?
「花」という字は「か」と読めるので「ぶっそうか」と読みたくなりますが、残念ながら間違いです。
花の名前のひとつなのですが…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「仏桑花」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
- 「仏桑」は「ぶっそう」と読んでOKです
- ハイビスカスの一種です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「仏桑花」の読み方!正解は!?
正解は「ぶっそうげ」です!
冒頭で書きましたが「花」という字は音読みだと「か」と読む場合が多いため、注意しましょう。
「仏桑花(ぶっそうげ)」とは「アオイ科フヨウ属の常緑低木」のことです。
原産は中国やインドですが、日本国内でも沖縄や九州南部で栽培されています。
「ハイビスカス」と呼ばれる場合もありますが、ハイビスカスは「フヨウ属の植物の総称」なので「仏桑花=ハイビスカス」というわけではありません。
最後はこの漢字!「挨す」
「挨す」の読み方をご存じでしょうか?
「挨」という字を使うのは「挨拶(あいさつ)」と書くときぐらいですが「挨(あい)」と読むのは音読みですね。
しかし今回の正解は訓読みになります。
分かる人はかなりの漢字通!!??
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「挨す」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇す」の2文字
- 「挨」には「開く」や「押しのける」といった意味があります
- 「挨拶」と深い関係にある言葉です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「挨す」の読み方!正解は!?
正解は「おす」です!
「挨す(おす)」とは、ヒントにも示したように「開く」「押しのける」といった意味を持つ言葉。
また、「挨拶」の「拶」は訓読みで「拶る(せまる)」と読むことができ、「ぎりぎりまで近づく」という意味を持ちます。
実は「挨拶」は仏教由来の言葉で、門下の僧に師匠が声をかける際に押し開いて近くまでせまって問答をし、悟りの進み具合を試したことから来ているのです。
日常の挨拶にこんな深い意味があったとは、ちょっと驚きですね。