今回の難読漢字は「挽臼」「枹」「弱竹」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「挽臼」
「挽臼」の読み方をご存じでしょうか?
「ばんきゅう」と読むのはもちろん間違いですよ。
日常では滅多にお目にかからないものなので、知らない方も多いかも知れません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「挽臼」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 製粉や脱穀に用いる道具
- 一般には石でできています
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「挽臼」の読み方!正解は!?
正解は「ひきうす」です!
「挽臼(ひきうす)」とは豆や米を挽いて粉状にすりつぶすための道具で、石でできたものが一般的。
「挽き臼」「碾臼」「碾き臼」とも表記されます。
また、石で出来ているので「石臼」と呼ばれることも多いですね。
挽臼は2つの円筒状の石臼を重ねたもので、上の石臼に空いた穴から米や豆などを落として上の石臼を回すことですりつぶし、粉にします。
挽臼が日本に入ってきたのは7世紀ごろで、茶を挽くために上流層の人達が使用していました。
しかし江戸時代に入ると石工技術が向上し、庶民にも普及していったということです。
2問目はこの漢字!「枹」
「枹」の読み方をご存じでしょうか?
「なら」と読むこともできますが、今回はそれ以外でお答えくださいね。
ちなみに「なら」とはコナラの別名でブナ科の高木です。
「枹」は、もっと一般的な物の名前で読むことができますよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「枹」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です。
- 三味線や琵琶を鳴らすヘラ。
- 太鼓を鳴らす棒。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「枹」の読み方!正解は!?
正解は「ばち」です!
「枹(ばち)」とはヒントで示したように、三味線や琵琶を鳴らす際に使うヘラや、太鼓を鳴らす時の棒のこと。
最近ではあまり耳にしなくなった言葉なので、「ばち」と言われてもピンとこない方も多いかも知れませんね。
「ばち」は「枹」以外に、「撥」や「桴」と表記することもあります。
また、冒頭で紹介したコナラの別名である「なら」は、一般には「楢」と書くことが多いでしょう。
最後はこの漢字!「弱竹」
「弱竹」の読み方をご存じでしょうか?
そのまま読むと「よわたけ」ですが、もちろん違います。
ちなみに「じゃくたけ」も間違いですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「弱竹」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 「〇〇たけ」と読みます
- 細くてしなやかな竹のことです
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「弱竹」の読み方!正解は!?
正解は「なよたけ」です!
「なゆたけ」と読む場合もあるようですが、あまり一般的ではありません。
「弱竹(なよたけ)」とは、ヒントで紹介したように「細くてしなやかな竹、若くてまだ柔らかい竹」のことをいいます。
「よわたけ」や「じゃくたけ」と読んでも意味はわかりますが、音の響きは「なよたけ」の方が断然美しいですね。
ちなみに「弱竹(なよたけ)」は「女竹(めだけ)」の別名でもあります。
竹にはオスとメスがあり、幹が細くて節と節の間が長いものを女竹と呼ぶそうです。