今回は「無辜」「蛯」「感泣」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「無辜」
「無辜」
これ、何と読むかわかりますか?
文字自体が難しく、読むためのヒントが少ないこの漢字。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「無辜」読み方のヒント!
「無辜」は、「辜」の漢字が見慣れないですよね。
それもそのはず、この漢字は漢字検定1級相当の漢字なんです!
ただし、この漢字だけを見つめると、
なんとなく読み方がわかるかも?
さて、あなたは何と読みましたか?
ちなみに「むげ」や「むく」ではありません!
「無辜」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「むこ」
です!
「無辜」は、
「なんの罪もないこと」や「無罪の人」を表した言葉です!
漢字検定1級の「辜」は「こ」と読むんです。
漢字の構成をよく見ると、「古」という漢字が隠れています。
この部分の読みかたが活きているんですね。
「辜」という文字自体に、
「罪」や「はりつけにする」、「そむく」という意味があります。
そこに否定形の「無」がつくことで、「罪がない」という意味になっています。
例文としては、
「無辜の民ばかりが損をしている」
「これ以上無辜の血が流れるのを見ていられない」
などで使われますよ。
日常ではあまり使われませんが、
スピーチや新聞などでは見かける「無辜」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
2問目はこの漢字!「蛯」
「蛯」と書いて、なんと読むか分かりますか? なんと(ろう)ではないのです! さあ、なんと読むでしょう?
「蛯」読み方のヒントは?
ヒントは全体で2文字、「〇〇」となります。 ある魚介類の名前で、みなさんにはお馴染みの生き物で、 スーパーで見かけることもあるのではないでしょうか。 何か思い当たるものはあるでしょうか?
「蛯」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「え」です。 ぷりっとした食感が特徴的で、食材として大人気なアレです。 調理方法として有名なものは、フライにしたものやチリソースで 煮込んだ料理でしょうか。 これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「蛯」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「えび」
です!
蛯は海老とも書き、海底を歩く比較的大型のタイプのエビを指します。 代表的なものは伊勢海老やオマール海老、ロブスターなどがいますね。 ちなみにオマール海老とロブスターは同じもので、オマールはフランス語、 ロブスターは英語なんだそうです。 言われてみればアメリカン・ロブスターと聞いたことがあります。 大型で立派なビジュアルの高級食材で、特別な日のお祝いごとなどでふさわしい食材ですね。 腰が曲がった姿や、ゆっくりと海底を優雅に歩く姿を老人に見立てて、 海と老という漢字が当てられたと言われているようです。
最後はこの漢字!「感泣」
「感泣」と書いて、なんと読むか分かりますか?
感動して泣いてしまう事、というイメージで合っています。
心にストンと落ちて、気が付いたら泣いてしまっていたことありませんか?
そんな時は自分でも気が付かないうちに、心の中で感動が湧いているのかも。
さて、「感泣」と書いてなんと読むでしょうか?
「感泣」読み方のヒントは?
「感泣」とは、感激のあまりに泣くこと。恩義などに深く感動・感激して泣くことです。
あまりにも感動してしまった時には、感情のスピードが速すぎて、いつの間にか涙が出ていたということも。
そもそも、普段は軽い感動はあっても、なかなかそこまで深くの感動はありませんよね。
一年や二年先の事ではなく、大人になってから困らないようにと躾けてくれた先生の恩義や、親の恩義に気が付いた時深く感動してしまうものです。
「親の恩は子で送る」ということわざがありますが、自分の子どもを立派に育てることで恩に報いることができます。
最近、激しく感動し涙したことありますか?
「感泣」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「感泣」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「かんきゅう」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。