今回は「粁」「仰」「瑕疵」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「粁」
「粁」と書いて、なんと読むか分かりますか? なんと(べい)ではないのです! さあ、なんと読むでしょう?
「粁」読み方のヒントは?
ヒントは全体で6文字、「〇〇〇〇〇〇」となります。 ある単位の名前です。外来語のため答えはカタカナになります。 何か思い当たるものはあるでしょうか?
「粁」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「キ」です。 長さを表す単位で、日常的に耳にすることも少なくないかなと思われます。 これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「粁」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「キロメートル」
です!
キロメートルはメートル法による質量の単位で、記号ではkmと表記します。 メートルは漢字で「米」と書きますが、千(キロ)の米(メートル)で 粁(キロメートル)となるわけです。 同じようにミリ(千分の1)は漢字で「毛」と書くため、ミリメートルは粍 となります。 非常にわかりやすくあまりにもそのままで、こんなにシステマチックに 漢字ができているのはちょっと不思議な感じもしますね。 ちなみになぜメートルが「米」なのかというと、メートルが日本に来た 際に当て字で「米突」と表記したことが理由とのこと。 米国(アメリカ)と関係あるのかな?と思いましたが、あちらはインチの 国ですし、全然関係ありませんでした。
2問目はこの漢字!「仰」
「仰」の読み方をご存じでしょうか?
「仰々(ぎょうぎょう)しい」の「ぎょう」や「仰(あお)ぐ」の「あお」ではありませんよ。
「仰」の一文字でばっちり意味が通じる読み方があるのです。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「仰」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 「最初」という意味
- 「彼女は、〇〇〇からとんでもないことをいい出した」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「仰」の読み方!正解は!?
正解は「のっけ」です!
「最初」「一番初め」といった意味で「のっけ」という言葉は日常的に使われていますが、漢字は知らない方が多いでしょう。
正解できた方はすばらしいですね!
「仰」という字には、大きく分けて以下の2つの意味があります。
- あおぐ、見上げる、あがめる、うやまう
- おおせ、言いつけ
また、「仰」の字は読み方もたくさんあります。
仰(あお)ぐ、仰(あおの)く、仰(おお)せ、仰(おっしゃ)る、仰天(ぎょうてん)、仰け反る(のけぞる)など
しかし、今回の「のっけ」という読み方は、意味的にも読みとしてもかなり特殊だといえるでしょう。
最後はこの漢字!「瑕疵」
「瑕疵」の読み方をご存じでしょうか?
「ひまし」と読んでしまうと恥ずかしいですよ…
よく見ると「暇(ひま)」という字は日編ですが、「瑕」は「王編」になっていますね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「瑕疵」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です
- 主に法律用語として売買や不動産関係などで使われます
- 法律上の欠陥や欠点のこと
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「瑕疵」の読み方!正解は!?
正解は「かし」です。
「瑕疵(かし)」とは一般的には傷や欠点のことを言います。
しかし、ヒントでも示したように「瑕疵」は主に法律用語として不動産売買などで使われる言葉で、法律上の欠点のことを指します。
ただし「瑕疵」という言葉を単体で使うのではなく「詐欺や脅迫などによってなされた意思表示」のことを「担保瑕疵責任」という表現で用いることが多いでしょう。
また、通常あるべき品質を欠いていることも「瑕疵」と呼ぶ場合があります。