「剣戟」の読み方をご存じですか?
「剣」という字はよく使いますが「戟」はあまりなじみがありませんね。
いったい何と読むのでしょうか?
「剣戟」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「けん○○」の4文字
- 音読みです
- 「剣戟映画」というジャンルがあります
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「剣戟」の読み方、正解は・・・
正解は
「けんげき」
です!
「剣」という漢字は「つるぎ」の他に「刀を使う術」という意味があります。
「戟」という漢字は「ほこ」という意味で、ほこは両派の剣に長い柄をつけた武器になります。
「剣戟」は「つるぎとほこ」という意味の他に「刀剣による戦い」をあらわす言葉です。
「剣戟」と「ちゃんばら」
「剣戟」というと、日本なら時代劇での乱闘シーン、海外だと「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズでの戦いのシーンを思い出します。「剣戟映画」は戦いがメインになりますが、昨今はアクション映画内の一要素として剣戟シーンが使われることが多いです。
日本で製作された剣戟映画は俗に「ちゃんばら映画」と呼ばれますが、この「ちゃんばら」は刀で斬り合う音や様子を擬音的にあらわした「ちゃんちゃんばらばら」の略とも言われています。
ちゃんばらは剣戟シーンを真似た子どもの遊戯になり、そこから厳密にルールを制定した「スポーツチャンバラ」「バイクチャンバラ」などのスポーツに派生しました。剣戟のシーンがそれだけ文化として根付いているということですね。
時代劇の大立ち回りを見たくなったら「剣戟」の読み方を思い出してくださいね。