今回のお題は「煙管」「醢」「尨犬」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「煙管」
「煙管」の読み方をご存じでしょうか?
そのまま「えんかん」と読むこともできますが、もっと意外な読み方が存在しますよ。
誰でも知っている簡単な単語です。
さて、あなたには正解がわかりますか?
「煙管」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 刻みたばこを吸う際に使う道具のこと
- 乗り降りする駅付近だけの定期券や切符を使って、間の区間をただ乗りすること
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「煙管」の読み方!正解は!?
正解は「キセル」です!
「雁首(がんくび)」という部分に刻み煙草を詰めて火をつけ、煙を吸う道具のことをキセルと呼びます。
昭和の時代にはたまに見かけることがありましたが、現代ではドラマやアニメの中でしか見ることがなくなりましたね。
ヒントの3番で紹介した「キセル」は、「キセル乗車」とも呼ばれる不正乗車の1つ。
喫煙具の「キセル」の構造に由来した言葉です。
キセル乗車は、罰金が発生したり逮捕されたりする可能性もあるれっきとした犯罪なので、絶対に行ってはいけません。
2問目はこの漢字!「醢」
「醢」という食べ物・・・思いつきますか?
「酒」のような「塩」のような・・・見慣れない漢字ですね。
あったかいご飯にのせたくなるような、日本酒に合うような食べ物なんですよ!
メジャーな食べ物ではなく、中国や朝鮮から伝わった食べ物です。
何と読むのか?どんな食べ物なのか?
さっそく見ていきましょう!
「醢」の読み方のヒントは・・・?
「醢」の読み方は、ひらがなで5文字です。
さらにヒント!
ひらがなで「し〇び〇お」の5文字ですよ。
聞いたことある人もいるかも・・・?
「醢」の読み方の答えは・・・
正解は、「ししびしお」でした!
「醢(ししびしお)」のルーツは「醤(ひしお)」です。
「醤(ひしお)」とは、食材を塩漬けにして出てくる液体の総称です。
味噌や醤油の原型ですね。
そして「醢(ししびしお)」は、「醤(ひしお)」の1種です。
肉と内臓を別々に塩漬けすること2週間。
内臓の持つ酵素によって内臓の塩漬けが液体になるので、そこに肉の塩漬けを漬け込めば、完成です。
現在の日本ではメジャーな食べ物ではありませんが、「醢(ししびしお)」作りにチャレンジする人も多くいます。
興味がある人は試してみるのもいいですね!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
最後はこの漢字!「尨犬」
「尨犬」
これ、何と読むかわかりますか?
犬の種類かな?と思われるこの漢字。
正解を知ると、なんだかほっこりしてしまうかも!
さあ、あなたは何と読みましたか?
「尨犬」読み方のヒント!
「尨犬」は、見ての通り「犬」にまつわる言葉です。
そうすると犬の種類を表していそうですが……
実はちょっと違うかも。
さて、あなたは何と読みましたか?
「尨犬」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「むくいぬ」
です!
「尨犬」は、
「毛がふさふさの犬」という意味の言葉です!
「むく毛」というのが、長く、ふわふわの毛のことを表した言葉。
その毛を持つ犬だから「尨犬」だなんて……可愛すぎませんか!?
毛むくじゃらの犬は全て「尨犬」と言うことができ、
現在の言葉で言えば「長毛犬」のこと。
「尨犬のような」という比喩表現であれば、
ふわふわもさもさの状態の何かを指していますよ。
ところで長沢芦雪という日本画家をご存知でしょうか?
彼は何枚も犬を描いており、犬好きには有名な画家。
彼の描く犬がまさに「尨犬」という感じです。
そのふわふわの毛並みも含めて、チェックしてみてくださいね。
意味がわかれば覚えやすい「尨犬」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!