今回の難読漢字は「巨魁」「愛着」「竓」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「巨魁」
「巨魁」
これ、何と読むかわかりますか?
読み方も意味も勘違いして覚えられがちな、この漢字。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「巨魁」読み方のヒント!
「巨魁」は、「きょとん」と読んでしまった方がいるのでは?
残念ながら不正解です。
確かに「巨」は「きょ」と読みます。
「巨人」や「巨大」などで使われますね。
問題は「魁」。
ちなみに読みは2文字です!
さて、あなたは何と読みましたか?
「巨魁」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「きょかい」
です!
「巨魁」は、
「首領」「頭領」という意味の言葉です!
ただし、使い方には要注意。
ほとんどの場合は「悪者の頭領」のことを指す言葉なんです。
例文としては
「小さな犯罪を調べていたら、芋づる式に巨魁までたどり着いた」
「巨魁と対峙するために、潜入捜査を行なった」
などで使います。
刑事ドラマや小説などを想像すると、覚えやすくなりますね。
「魁」には「先頭」「首長」などの意味があります。
ちなみに訓読みは「さきがけ」。
「魁!!男塾」という漫画があるので、
こちらの読み方をご存知の方が多いかもしれませんね笑
読み方や意味、使い方まで覚えてこそ漢字マスター。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
2問目はこの漢字!「愛着」
「愛着」は、「あいちゃく」としか読めないと思っている人が多いのではないでしょうか?
ところが実は、別の読み方があるんです。
そして、広く知られている一般的な意味とは違った意味をもつのです。
そんな驚きの「愛着」、「あいちゃく」以外の読み方について考えていきましょう!
「愛着」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「愛着」の、「あいちゃく」以外の読み方はひらがなで書くと「あい〇ゃく」です。
つまり、「あいちゃく」の1文字違いというわけですね。
考えてみてください。
「愛着」の読み方の答えは・・・
正解は、「あいじゃく」でした!
一般的な読み方の「愛着(あいちゃく)」は、「慣れ親しんだ人に対して離れがたく愛おしいと思う感情」という意味がある言葉です。
「愛着(あいじゃく)」と読むのは、特別な使い方をする時です。
「愛着(あいじゃく)」は仏教用語で「己の欲望に執着する」という意味になります。
「愛弱(あいじゃく)に溺れる」などと、修業の妨げになるものとして悪い意味で使われていました。
それが明治時代に入ると「物を愛する気持ち」という意味で広まるようになったのです。
現代では主に母と子の「アタッチメント」と称される情緒的な結びつきを指す言葉として知られていますね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
最後はこの漢字!「竓」
「竓」の読み方をご存じですか?
「毛」は「もう」と読みますが、この字は「もう」とは読みません。
それでは、どのように読むのでしょうか?
「竓」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「ミ○○○○○」の6文字
- 訓読みしかない漢字です
- 何かの単位をあらわしています
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「竓」の読み方、正解は・・・
正解は
「ミリリットル」
です!
単位をあらわす漢字はいくつかありますが、元々は読み方に漢字を当てたことから始まっています。
例えば「メートル」は「米突」と書き、それの省略形として「米」になっています。
同じように「リットル」は「立突」で省略形が「立」です。
更に、分数も漢字であらわすことができます。
1/10は「分」、1/100は「厘」、1/1000は「毛」です。
それぞれの文字を合わせた「竓」は1/1000リットル、つまり「ミリリットル(ml)」をあらわす漢字になるのです。
他にも単位をあらわす漢字がありますが、基本的には説明したルールで記述することができます。実は「グラム」も当て字があるのですが、こちらも難読漢字なのでここでは取り上げません。興味を持った方は、どのように書くのか是非調べてみてくださいね。