今回の難読漢字は「緒」「真珠麿」「如何程」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「緒」
「情緒(じょうちょ)」や「由緒(ゆいしょ)」、はたまた「堪忍袋の緒(お)」が切れる」など、「緒」という漢字は日常的によく使う見慣れたものですよね。
ところが1文字で何と読むか、あまり知られていない読み方があるのはご存じでしょうか?
何と雄むのか、早速見ていきましょう!
「緒」の読み方のヒントは・・・?
それでは、「緒」の読み方のヒントです!
ひらがなで「〇〇〇〇」の4文字です。
さらにヒント!
「緒(〇〇〇〇)」は、次のような意味があります。
- 巻いてある糸の端。
- てがかり。きっかけ。
- 墨壺(すみつぼ)の墨糸を引き出す部分。
墨壺とは大工さんが使う工具の一種で、墨をくぐった糸をピンと張ることでまっすぐな線を引く道具です。
これらのヒントから「緒」の読み方、わかりましたか?
「緒」の読み方の答えは・・・
正解は、「いとぐち」でした!
「緒(いとぐち)」の読み方を知った後で改めてその意味を見返すと、「なるほど!」と思いますよね。
「緒(いとぐち)」は、実際の糸の端という意味以外にも「話の緒(いとぐち)をつかむ」「解決の緒(いとぐち)になる」などという意味で使われます。
でも日常的に使われるのは、「緒」ではなく「糸口」の方ですね。
「緒」の方も覚えておくと、漢字上級者ですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「真珠麿」
「真珠麿」を何と読みますか?
読めなくても食べたことはあるはず!
「しんじゅまろ」ではありません。
「真珠麿」の読み方のヒントは?
1.「真珠麿」をひらがなにすると「〇〇ゅ〇〇」になります。
2.キャンプファイヤーで「真珠麿」を焼くとおいしい!
3.ホットのココアやミルクに浮かべるのもおすすめです。
正解は…
正解は「マシュマロ」でした!
ふんわり柔らかくて甘いお菓子ですね。
ホワイトデーのお返しにされることの多い「真珠麿」ですが、最近は「交際をやんわりお断りする」という意味で深読みする人も。
でも、日本のホワイトデーは本来「真珠麿」を贈るイベントだったので、深読みする必要はなさそうです。
「真珠麿」のルーツ
「真珠麿」のルーツは、古代エジプトに王族が愛用した「薬用キャンディー」だったと考えられています。
当時はアオイ科ウスベニタチアオイという植物の根をすりつぶして、はちみつを混ぜていました。ちなみに、マシュマロ(marsh mallow)はウスベニタチアオイの英語名ですよ。
19世紀になるとはちみつは砂糖になり、植物の根は卵白とゼラチンで代用されるようになりました。
日本に「真珠麿」が登場したのは1892年、もしくは1887年という2つの説があります。
最後はこの漢字!「如何程」
「如何程」の読み方をご存じでしょうか?
「如何」の読み方を知っている方なら、想像がつくかもしれませんね。
ちなみに「程」は一般的な読み方でOKです。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「如何程」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 「どれくらいなのか」という疑問を示す言葉です
- 「どれくらい多いんだろう」のように量や程度が多いという意味で使う場合も
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「如何程」の読み方!正解は!?
正解は「いかほど」です!
「如何程(いかほど)」には、ヒントで示したように、2通りの使い方があります。
- どれくらいなのかという疑問を示す
例)「如何程ご入用ですか?」「如何程食べられますか?」 - 量や程度が多いという意味で使う
例)「ご苦労は如何程であったことでしょう」「ご家族の悲しみは如何程かと思われます」
また、如何程の類義語には「どのくらい」「どれほど」「いかばかり」「どんなに」などがあります。