漢字読み講座

「鬱血」「焼鱈」「憐察」これら3つの難読漢字が読めたら漢字マスター!

今回の難読漢字は「鬱血」「焼鱈」「憐察」です。

読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読むことができますますか?

1問目はこの漢字から!「鬱血」

鬱血」と書いて、なんと読むか分かりますか?

鬱という漢字のイメージが強くて、メンタル的な物だとイメージしてしまいますが「鬱血」はメンタル的な物ではありません。

さて、「鬱血」と書いてなんと読むでしょうか?

「鬱血」読み方のヒントは?

「鬱血」は、静脈の血が異常に多くたまった状態のことをいいます。

子どものころ手首をぎゅっと抑えて、血液を止めて鬱結した状態を作ったことがありませんか?

そう、あの紫色の手の事も「鬱血」といいます。

他にも脚や腕をぶつけて、ぶつけた場所が紫色に鬱血してしまうこともありますよね。

見ているだけでも痛々しいです。

「鬱血」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「鬱血」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「うっけつ」

です!

 

足の小指をぶつけたら、鬱血して紫色に腫れあがったりします。

そこに血が溜まっているからこそ紫色になります。

想像するだけでも痛いですよね。

ぜひ、気を付けておきましょう。

2問目はこの漢字!「焼鱈」

「焼鱈」の読み方をご存じでしょうか?

そのまま素直に読めば「やきたら」ですが、もちろん間違いです。

と言われても「他にどんな読み方があるの?」と思う方も多いでしょう。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「焼鱈」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字です
  2. 一般にはカタカナで書きます
  3. 屋外でお肉を焼いてみんなでワイワイ

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「焼鱈」の読み方!正解は!?

正解は「バーベキュー」です!

漢字だけを見ると、どうしても焼き魚しかイメージできませんね。

バーベキューでは普通はお肉を焼くのに、なぜ魚の「鱈(たら)」という字が使われているのでしょうか?

一説にはバーベキューという発音を聞いた時に「bake(焼く) cod(鱈)」と聞こえたからだとも言われています。

日本ではスライス肉やウインナー、野菜などを焼きますが、アメリカでは牛の肉を丸焼きにしたものをバーベキューと呼びます。

最後はこの漢字!「憐察」

「憐察」の読み方をご存じですか?

「察」は「診察」「警察」などで見慣れた漢字ですが「憐」は「隣」という字に似ているので「りんさつ」と読んでしまうと間違いです。

それでは、いったい何と読むのでしょうか?

「憐察」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「○○さつ」の4文字
  2. 読みです
  3. 同じような意味で「憫察」という言葉があります

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「憐察」の読み方、正解は・・・


正解は

「れんさつ」

です!

「憐」は「あわれむ」という意味があり「察」には「おしはかる」「思いやる」という意味があります。

その二文字を合わせた「憐察」は「あわれみ思いやること」という意味になります。

「事情をご憐察ください」というような使い方をします。

「憐」「憫」「哀」違いは?

ヒントで「憫察」という言葉も同じような意味を持つと書きましたが「憐」「憫」は訓読みでどちらも「あわれむ」と読みます。二つを合わせた「憐憫」という言葉もあります。

ただ、同じ「あわれむ」と読む「哀」には「哀察」という言葉は使われません。何故でしょうか。

「憫」という漢字は「憐」と同様「あわれむ」という意味を持っています。一方「哀」は「あわれむ」の他に「かなしむ」という意味があります。「あわれむ」と「かなしむ」は「(対象のことを考えて)あわれむ」「(自分が)かなしむ」というように対象が異なるので、同じ読み方でも微妙な違いがあるのかもしれませんね。同じ訓読みでも、音読みはそれぞれ違うのも面白いところです。

普段はあまり使わない方の漢字ですが「憐察」の読み方をこの機会に是非覚えてくださいね。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!