「狐者異」を何と読みますか?
なんとなく怪しげなイメージですが…
早速ヒントを見てみましょう!
「狐者異」の読み方のヒントは?
1.「狐者異」をひらがなにすると、3文字になります。
2.「狐者異」を知らなくても、この言葉はよく使うはず!
3.「狐者異」は、うどんを食べている姿が有名です。
正解は…
正解は「こわい」でした!
「狐者異」とは、江戸時代の『絵本百物語』という怪談集に登場する妖怪です。
『絵本百物語』の著者は桃山人(または桃花山人)、挿し絵は竹原春泉斎。
桃山人によると、怖い(こわい)という言葉はこの妖怪に由来するとかしないとか…
また、竹原春泉斎が描いた「狐者異」はうどんを食べている姿です。
一説によると貪欲さを象徴するために消化のよいうどんを食べているそうです。
京極夏彦の『続巷説百物語』でも「狐者異」が題材とされています。
「狐者異」はどんな妖怪?
「狐者異」は、生前に他人の食べ物まで食べてしまう人間のなれの果てです。
生前の執着心を引きずって、お店を襲ったりごみ箱を漁ったりして食べ物を探し続けます。ときには、人の死肉すら口にするといわれています。
血眼になって飢える様子は、一種の餓鬼、大型の餓鬼といえるでしょう。