漢字読み講座

「澪標」「晒す」「騒々しい」これらの読み方は?【難読漢字に挑戦!】

今回のお題は「澪標」「晒す」「騒々しい」です。

どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…

あなたには全て読むことができますか?

1問目はこの漢字から!「澪標」

あなたは「澪標」を何と読みますか?

誰もが日常的に使う言葉ではありません。

さあ、3つのヒントから連想してみましょう!

「澪標」の読み方のヒントは?

1.「澪標」をひらがなにすると5文字になります。

2.「澪標」は、大阪市の市章に定められています!

3.『壽司屋の鮨の配列、鳥屋の招牌の澪標』木下杢太郎「京阪聞見録」より引用

正解は…

正解は「みをつくし」でした!

「澪標」とは、船が往来する際の目印にする杭のことです。

船に水脈や水深を知らせる航路標識ですね!

「水脈(みを)つ串し」が語源といわれています。

また、耐え忍ぶイメージから、和歌では「身を尽くし」という意味で用いられます。

例:『わびぬれば 今はた同じ 難波(なには)なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ
』百人一首より

昭和60年に大ヒットしたドラマのタイトルでもあります。

ドラマは醤油屋の娘と網元(網元)の息子とのせつないラブストーリーでした。

どうして「澪標」が大阪市章に?

大阪市の市章(シンボルマーク)は「澪標」です。

大阪市の発展は大阪湾(昔は難波江)の海運によるところが大きいため、明治27年に制定されました。

大阪市港区海岸通のキャプテンラインには、真っ赤な「澪標モニュメント」があります!

2問目はこの漢字!「晒す」

「晒す」って何て読むかわかりますか?

 

SNSで個人情報を「晒して」いる人もいますね。

自分からしているならいいのですが、他人から「晒される」と怖いです。

気づかないうちに、たくさんの人に個人情報が広まっていたら……。

考えただけで、憂鬱になってしまいます。

 

さて、なんと読むのでしょうか?

 

「晒す」の読み方のヒントは?

意味は、大きく分けて3つあります。

  1. 日光や風雨に当てたままにしておくこと
  2. 野菜などのあくを抜くために水に浸しておくこと
  3. 広く人目に触れるようにしておくこと

さあ、何と読むか分かりましたか?

「晒す」の読み方、正解は……

正解は……

 

「さらす」

 

です。

 

布団を日光に当てることも「晒す」を使います。

 

実は人は寝ている間にかなり汗をかきます。

布団は知らないうちに汗を吸収してくれているのです。

そのため、布団は湿気でだんだんぺしゃんこになっていきます。

湿気をとるために、日光に当てるとまたふかふかの布団に戻ります。

 

たまには、布団を日光に当てて乾かしてみてはいかがでしょうか。

ふかふかの布団は本当に心地よく眠ることができます。

それに、お日様の匂いがしてとても気持ちがいいですよ!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

最後はこの漢字!「騒々しい」

騒々しいと書いて、なんと読むか分かりますか?

「騒々」だけだと(さいさい)と読みますが、「騒々しい」と送り仮名が付けば読み方は変わります。

もちろん(さいさいしい)とは読みません。

耳で聞けば納得のよく聞く言葉だと思います。

さて、「騒々しい」と書いてなんと読むでしょうか?

「騒々しい」読み方のヒントは?

騒々しいとは、うるさい、騒がしい(さわがしい)、大きな事件が続いて起こるなどして落ち着かない、不穏であることです。

物音が激しい工場や、人の声でうるさい会場なども「騒々しい場所」ですね。

他にも治安の悪い場所の事を「騒々しい場所」と言い変えたりします。

世間を騒がすニュースが続けば「騒々しい世の中」ですし、人はみな騒々しい所を避けるように行動してしまいます。

騒がふたつ付くので、「騒ぐ」の倍はうるさいと考えていいでしょう。

「騒々しい」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇しい」です。

さて、もうわかりましたか?

「騒々しい」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

 

「そうぞうしい」

です!

ぜひ、覚えておきましょう。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!