漢字読み講座

「溢す」「茅蜩」「礫」これら3つの難読漢字が読めたら漢字マスター!

今回の難読漢字は「溢す」「茅蜩」「礫」です。

読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読むことができますますか?

1問目はこの漢字から!「溢す」

「溢す」の読み方をご存じでしょうか?

「溢れる」は「あふれる」と読みますが、「あふす」と読むのは間違いですよ。

日常的に使われる言葉でも、漢字になると読みにくいものはたくさんありますね…

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「溢す」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇す」の3文字です
  2. 「茹で溢す」「吹き溢す」などの言い方があります
  3. 「零す」と書くことも

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「溢す」の読み方!正解は!?

正解は「こぼす」です!

「溢す(こぼす)」は日常的によく耳にする言葉ですが、書くときはほとんどひらがな表記なので、すぐには読めなかった方も多いかもしれませんね。

「溢す」とは「容器に入れたものを傾けたりあふれさせてしまって、外側に落とす」ことを言います。

転じて「心の中の不満など」が高まって口から言葉として出してしまうことを「不満を溢す」などと表現することも。

ヒントで紹介したように「零す(こぼす)」と書く場合もあり、意味はほぼ同じになります。

2問目はこの漢字!「茅蜩」

「茅蜩」の読み方をご存じでしょうか?

「ぼうちょう」とも読めますが、今回はそれ以外を正解とします。

ちなみに「かやたい」ではありませんよ。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「茅蜩」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
  2. 夏の終わりに鳴く、あの虫です
  3. 「蜩」の一文字でも同じ読み方ができます

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「茅蜩」の読み方!正解は!?

正解は「ひぐらし」です!

「茅蜩(ひぐらし)」はカメムシ目・セミ科に属するセミの一種で東南アジアに広く分布しており、もちろん日本でもよく目にします。

鳴き声の特徴から「カナカナゼミ」と呼ばれることも多いですね。

また、もう一つの読み方である「ぼうちょう」は「茅蜩(ひぐらし)」の別名になります。

ヒントで紹介したように「茅蜩」は「蜩」の一文字でも「ひぐらし」と読むことができ、むしろ一文字の方が馴染みがあるかもしれません。

さらに「日暮」と書いても「ひぐらし」と読みます。

最後はこの漢字!「礫」

「礫」の読み方をご存じでしょうか?

「れき」と読むこともできますが、今回はそれ以外を正解とします。

きっと多くの人が、耳にしたことがある言葉ですよ。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「礫」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
  2. 「飛礫」と書いても同じ読み方をします
  3. 小石を投げることや、小石のこと

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「礫」の読み方!正解は!?

正解は「つぶて」です!

「礫(つぶて)」とはヒントでも示したように、小石を投げることや小石自体を言います。

一般には「飛礫(つぶて)」の2文字で書くことの方が多いようですね。

日常で耳にする言葉でも漢字になると読みにくい場合は多くあり「礫」もその一つだといえるでしょう。

また、連絡を入れたのに返事が全くないことを「なしの礫」などと表現する場合もあります。

こちらからの連絡を「投げた小石(=礫)」にたとえて「まるで礫のように、返ってこない」と表現した慣用句です。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!