今回のお題は「黛」「竈馬」「蒙古斑」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「黛」
「黛」
これ、何と読むかわかりますか?
漢字は一文字ですが、訓読みは四文字もあるんです。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「黛」読み方のヒント!
「黛」は、女性にとっては身近なアイテムのひとつです。
また、この漢字・この読み方で苗字の方もいらっしゃいます。
ヒントは「ま〇〇み」!
〇〇に当てはまる文字を考えてみましょう!
さて、あなたは何と読みましたか?
「黛」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「まゆずみ」
です!
「黛」は、
「まゆを描くための墨」という意味の言葉です!
より分かりやすくいうと、
「アイブロウペンシル」や「アイブロウパウダー」のこと。
女性にとってはおなじみのアイテムではないでしょうか。
日本では平安時代ごろから、眉毛を剃ったり抜いたりして
その上から眉を描くという文化があったため、
「黛」は古くからとても身近な道具でした。
もちろん「眉墨」と書いても、漢字としては正解です。
また、色を表す場合もあります。
青みがかった黒色で「黛色(たいしょく)」と書かれることが多いです。
山や樹木の青黒く見える部分の色を指すので、
ごく稀に小説などで見かけますよ。
見慣れないですが、一度覚えれば印象的な「黛」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
2問目はこの漢字!「竈馬」
「竈馬」を何と読みますか?
不意に遭遇すると、思わず声が出るかも…
見た目のインパクトはすごいです。
「竈馬」の読み方のヒントは?
1.「竈馬」をひらがなにすると3文字になります。
2.『灯ともすや竈馬飛びつく佛の眼 』正岡子規
3.人目につかない薄暗い場所によく出没します。
正解は…
正解は「いとど」でした!
「竈馬(いとど)」は、俳句で秋の季語です。
「いとど」なんて名前は、初めて知る人が多いでしょう。
「カマドウマ」とも読みますが、こちらなら知っているのでは?
「いとど」は「カマドウマ」の古名です!
よく見ると子どもに人気があるバッタやコオロギに似ているのに、誰からも人気のないゴキブリにも似ている…一度見ると忘れられない不思議な昆虫。
害虫扱いされることがありますが、衛生面では何も問題ありません。
家の竈(かまど)に出没して、馬のように飛び跳ねていたことが「竈馬(カマドウマ)」の語源といわれています。
昔の民家では、竈と同様に薄暗い便所にも出没したので「便所蟋蟀(ベンジョコオロギ)」とも呼ばれました。
他に、海老蟋蟀(えびこおろぎ)、御竈蟋蟀(おかまこおろぎ)という別名もありますよ。
「竈」の音読みは「ソウ」、訓読みは「かまど」「へっつい」、漢検準1級21画の漢字です。
最後はこの漢字!「蒙古斑」
「蒙古斑」と書いて、なんと読むか分かりますか?
難しい漢字に見えるかもしれませんが、絶対に聞いたことのある言葉です。
ヒントは「赤ちゃんのお尻」ですかね!?
さて、「蒙古斑」と書いてなんと読むでしょうか?
「蒙古斑」読み方のヒントは?
「蒙古斑」とは、赤ちゃんの時におしりに見えるあの青いアザの事です。
ほぼ全員に近いくらい、誰でもお尻に蒙古斑がありました。
小学校に入る位までにほとんどの子が、新陳代謝によって消えてなくなります。
大人になるとすっかり忘れているので、小さな子の蒙古斑を見た時にびっくりすることも。
見た目は内出血のように見えるので心配してしまいますが、全く痛みはないそうです。
「蒙古斑」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「蒙古斑」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「もうこはん」
です!
あれだけのあざが、新陳代謝によって消えていくのは若い証拠ですね。
羨ましい限りです!