今回は「頌春」「卅」「溢乳」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「頌春」
「頌春」の読み方をご存じでしょうか?
「頌」には「公」という字が使われているので「こうしゅん」と読んでしまいそうになりますが、残念ながら間違いです。
日常的に使う言葉ではないので、この言葉自体を知らない場合は正解するのがかなり難しいでしょう。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「頌春」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字
- 「春」は「しゅん」と読んでOKです
- 年賀状でよく使われます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「頌春」の読み方!正解は?
正解は「しょうしゅん」です!
「こうしゅん」や「りょうしゅん」と読み間違えやすいので注意してくださいね。
「頌春(しょうしゅん)」とは新年を褒めたたえる言葉で、賀春や賀正と同様に年賀状でよく使われる言葉です。
ただし「頌春」には「めでたい」という意味が既に含まれているので「あけましておめでとうございます」などの言葉と一緒に使うと重複してしまうため注意しましょう。
また、「頌春」は目上の人に使うと失礼にあたる場合があります。
目上の人ヘは「謹賀新年」などを使った方がよいでしょう。
2問目はこの漢字!「卅」
「卅」の読み方をご存じでしょうか?
「川(かわ)」の字に横線が1本追加されていますね。
もちろん「かわ」と読むのは間違いですよ。
まるで記号のようにしか見えませんが、漢字検定1級レベルの難題です!
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「卅」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
- 漢数字の仲間です
- 十は何と読みますか?
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「卅」の読み方!正解は!?
正解は「さんじゅう」です!
「卅(さんじゅう)」は漢数字の「30」になります。
漢数字なので「壱」や「五」などの仲間ですね。
3番目のヒントで正解できた方が多いかもしれません。
「卅」という字をよく見ると、漢数字の「十」が横一列に並んでいることが分かります。
分解すると「十十十」になるので、合計して「さんじゅう」というわけ。
まるでトンチクイズのようですが、漢字検定にも出てくるれっきとした漢字です。
それにしても、漢字って本当に面白いですよね。
最後はこの漢字!「溢乳」
「溢乳」の読み方をご存じでしょうか?
「溢」は「益(えき)」という字に似ていますが「えきにゅう」ではありませんよ。
赤ちゃんを育てたことのある方なら、正解できるかもしれませんね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「溢乳」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- 生後間もない赤ちゃんの生理現象のひとつ
- 「溢れる」と書いて「あふれる」とも読みます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「溢乳」の読み方!正解は!?
正解は「いつにゅう」です!
「溢乳(いつにゅう)」とは読んで字のごとく「乳が溢れる」こと。
つまり、赤ちゃんが母乳やミルクを吐き戻してしまう現象をいいます。
生後間もない赤ちゃんの胃袋は「とっくり型」とも呼ばれる縦型をしているため、少しの刺激や多く飲み過ぎた場合に、母乳やミルクを吐きやすいのです。
溢乳は赤ちゃんの生理現象のひとつで心配なものではありませんが、新米のパパやママはびっくりしてしまうようです。